「働き方改革」という言葉をよく耳にするようになりました。卸の荷物の配送をお願いしている運送会社も「働き方改革」の一環としての説明で、今年の1月より第二、第三土曜日の集荷が無くなり、この10月からは全ての土曜日の集荷が無くなります。
日本人は働き過ぎだと批判されてきました。残業、休日出勤、有給休暇の放棄で多くの仕事をこなしてきました。無駄を省き、効率を上げこれらを排除する「働き方改革」はあるべき姿です。ただ別の要素が多くを占めているのが気になります。人手不足です。
人手が集まらず、「働き方改革」の名の下に環境を整えねば自社への応募すらない、それでやむなくとの様子が見て取れます。対策すべき根本が違っている気がします。
もう一つ気になるのが、お客様へのきめ細かいサービスが無くなってきていることです。本来しなくとも良いと言われればそうなのですが、日本人の良さを切り捨てている気がします。私共の例では、宅配先の住所にマンションの部屋番号が抜けていると今は届きません。以前はポストで部屋番号を確認してくれたり、記されている電話番号に電話して届けてくれたそうです。全てがビジネスライクになってしまい、ビジネスを越えた感謝の気持ちが無くなってしまうようで、心配です。