進化論

 私はかなりのアレルギー体質です。花粉の時期が過ぎたかと思えばまた嫌な時期、蚊の発生です。蚊に刺されても普通はかゆみが出て小さく腫れる程度でしょうが、私の場合は少ない場合で直径3cm程に腫れ、血管に沿って赤みが広がりまるで刺された部分を頭としたへびの姿です。しかも広がった部分までかゆみが襲います。

 こんな嫌な話は置いといて、蚊に刺される度いつも疑問が残ります。進化論です。動物は生き残るため、より活動しやすくするため時を経て進化すると論じられています。でも蚊はどうでしょう。ジュラシックパークの根拠に使われるくらいですから、恐竜時代には既に生息しているにもかかわらず、進化をしているのでしょうか。
 血液が固まりにくくするためまず唾液を注入するそうですが、その唾液にかゆみをもたらす成分があり、気付かれて「ピシャ」。で蚊生の終わりです。どうしてかゆみ成分を取り除く進化をしなかったのでしょうか。かゆみがなければ永く生きられるでしょうし、無事卵も産み付けられ、子孫も増やせるでしょう。
 私の現時点の結論は、蚊はかゆみを出さないよう進化を続けている。その証拠に他の動物が「かゆいかゆい」とボリボリ搔いている姿を見ない。だが人は病原菌の媒介を恐れて、かゆみを感じ刺されるのを避けるよう更に進化している。

 ただこの結論は漫才のネタのようで、あまり好きにはなれません。

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