荷物の価値

 車の中でCDをつけようとしたところ、テレビ(純正で改造を加えていないために、残念ながら走行中は画像が映りません)の音声が繰り返し繰り返し爆発炎上の模様を放送しています。帰宅して映像を見ると正に危機一髪、逆に冷静に行動している乗客の行動に驚きます。むしろコックピットからロープで伝い降りして脱出する操縦士、副操縦士の方がおどおどしているような印象です。
 軽量化対策のアルミ合金が熱に対する弱さを暴露して、機体は無惨にも崩れ落ちます。「1分いや30秒脱出が遅ければ・・」と飛行機事故の怖さに寒気がしますが、全員無事の報にまずは一安心。と思いきや、インタビューに答える乗客の話から、「預けた荷物が燃えたんだ」と気づかされます。
 JALのサイトで見ると、国際線の航空機事故の賠償額などを定めた条約では、荷物に対して航空会社が支払う最高限度は1キロあたり20米ドル(約2300円)だそうです。中華航空は台湾の法律に基づき、同条約より高い補償、1キロあたり1000台湾ドル(約3500円)を提示しているとのことですが、上限は20kgと定められており、早くも乗客から安すぎると不満の声も出ていると報じられています。
 私は根っからの飛行機嫌いではありませんが、いつも不安を感じながら搭乗しているのも事実です。私が当事者ならいくら航空会社に要求したいだろうかと考えます。答えは、「少々の荷物は手荷物で機内に持ち込め。」 気の弱い私です。

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