彼岸花は不思議な花です。どういうタイマーを持っているのでしょう。お彼岸の時期になると急に現れ特異な花を咲かせます。気象条件で開花時期が変わったとの話も聞きません。名前の由来になっているくらいですから、太古の昔からそうなのでしょう。
更に、
この田んぼの土手は、3週間近く前に綺麗に草刈りがされ、これではこの場所には花は咲かないだろうと思っていると、いつの間にかスルスルと茎が伸び他の花より遅れたものの、立派に花開いています。草刈り前まで地中に隠れていたものか、それにしても相当の生命力です。
子供の頃に親から「彼岸花には毒があるから触ったらいかん」と言われていました。子供心に「毒 = 悪」でしたから、外に遊びに出かけて彼岸花を見つけると、皆で棒切れで茎をなぎ倒していました。今にして思うと、必死の生命力で咲かせた花にむごいことをしたものです。懺悔です。