中元商戦も終盤です。間もなくデパートでは、売れ残った中元商品の解体セールが始まります。余分な外装材を取り払って中身を安く販売することからのネーミングですが、今はそのままの形で売られているものもあります。元々返品を受けて無駄にするよりもいくらかでもお金に換えられればと、メーカーが廉価販売を受けたものですが、今は解体セール用に更に商品を納品するというのですから、ブランド配慮もあったものではありません。
これと相対するニュースが、「英高級ブランドのバーバリーが昨年、2860万ポンド(約42億円)相当の売れ残り商品を焼却処分」です。ブランド価値を守るためとの理解がある一方、資源を無駄にしていると批判も出ているとのこと。もちろん焼却率を見越した上での価格設定がなされているでしょうから、購入者は、商品への満足とブランド名とにお金を払っているといえます。
有名ブランドでなくとも品質では負けない商品があるのにと、零細企業の私共は歯がゆい思いです。