梅雨入りです。と同時にトマトの季節です。親戚の農家でわけてもらったトマトが届き始めました。少し青みがかったのも一日経てば真っ赤、毎夕食に冷えたトマトが並びます。市場に出荷できない小降りのものや形のいびつなものもありますが、そんなことはこのおいしさに対しては何の問題もありません。
 外食ではよく添えられているトマトには一切箸を付けませんでしたので、家族からはトマト嫌いと思われた時もありました。でもそれはまずいからで、美味しいトマトには目がありません。
 日本の流通形態のひずみでしょうか、安売りを主とするスーパーが乱立し、お手軽に食べられ調理できる食材をメーカーはせっせと作る、もうこれが本来の味と認識され、美味しいものは値段が高いものだとの思いが定着しています。でも本当は決してそんなことはありません。
 ネットで注文をすれば翌日には届く時代です。高いから美味しいとは限りませんし、逆に安いからまずいとも言えません。要は美味しいものを自分の口で見つける力です。流通の都合で商品が棚に並び、ファーストフード・インスタント漬けがどんどん加速している状況では、この力はどんどん失われていくことでしょう。

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