お手並み拝見

 20日土曜日の朝日新聞に、液晶パネルで今をときめくシャープの亀山工場が取り上げられていました。いくつかの候補地から三重亀山に決まった要因は、高額の補助金(県が90億円、市が45億円)もさることながら、補助金制度がなかったにもかかわらず当時の北山知事の即断が示す意志決定の早さだと記しています。結果、2005年度で税収が30億円増え、7200人分の新たな雇用が生まれたのです。
 我が奈良県はこの誘致では大きな痛手です。既にいくつかの工場と中央研究所をかかえ、連携のメリットと深いお付き合いがあったにも係わらず、大きなチャンスを逃してしまいました。その後の企業誘致で各県の補助金が高騰する中、三重県の担当者が「あしき前例を作ってしまった」と漏らすそうですが、一方的に益を得るなど今の社会では考えられず、ぎりぎりの線でしのぎを削る状況ではやむを得ず、県単位でも勝ち組と負け組が決まってきています。
 そのまんま東氏を始め、この日曜日に当選された知事さん達、あなた達は自らの県をどちらに導くことができるでしょうか。お手並み拝見です。

se.gif

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です