年末になっても詐欺は続きます。昨日の、JALが3億8千万円の詐欺にあったニュースは、我々庶民には桁違いでちょっと想像も付きませんが、手口は「振込先の変更通知」ですから、金額が下がれば我々だって引っかかりそうです。
そんなことを思っていると、夕刊にも詐欺のニュースです。こちらは我々に則直結します。ネットのショッピングサイトが本物そっくりに作られていて、似通ったurlに気付かずに注文・支払いをするも、商品は届かない被害が6月までの半年で2億4千万円に上るとみられているとのこと。
「有名なサイトだと安心」との心理を突いていますし、「激安」など特定のキーワードで検索すると必ず上位に表示され、そのことででも操られてしまいます。
この「検索上位」は、曲者です。サイト運営者はgoogleなど検索サイトの仕組みを調べ、それを利用して検索上位に表示させます。それを請け負う会社が成り立つのですから、如何に我々が上位に表示されるサイトは間違いないと思っているかが伺えます。検索サイトもその故意を見逃さないと対策はするのですが、人手でチェックするわけで無くシステムでの取り組みですから、イタチごっこです。
詐欺に遭わないためには、サイト名だけで判断せず必ずurlを確認することでしょう。それにたまには検索の下の方まで見てみる。思わぬ良いサイトが見つかるかも知れません(それらは決して我々をだまそうとはしていませんから)。