先週土曜日、私のPCでちょっとしたトラブルがありました。
私共では、毎日終業時に、大事なデータをUSBメモリーにバックアップをしています。USBメモリーを無くした時のために、lockdir.exe(※1)でプロテクトし、パスワードを掛けてファイルを見えなくしています。
でもこれって考えてみると、ファイルを見えなくして身代金を取るランサムウェアーと仕組みは同じなんですね。
PCにはセキュリティソフトとしてMicrosoft Security Essentials(※2)を入れていますが、定義が更新されていたのでしょう、USBメモリーを差し込んだとたん、アラーム表示と供にlockdir.exeが削除されてしまいました。
実はこのプログラム、削除されてしますと、中のファイルを見ることができず諦めるのはやむを得ないとしても、新たにファイルを入れようとしても認識すらしてくれません。フォーマットをしようとしても、通常のフォーマットは効きません。そこでやむなくディスク消去ユーティリティソフトのDiskEraseUtil.exe(※3)でメモリー全域にゼロライトをし、その上でフォーマットをします。
もう帰ろうとなって、このゼロライト、時間がかかるんです。幸いUSBの容量が2GBだったので30分程度で済み、これが8GB、16GBなどだったらと、幾分安堵して帰途につきました。
今朝事務所に来て最初に、セキュリティソフトの除外項目にlockdir.exeを指定したのは、言うまでもありません。
(※1) https://www.olisys55.com/uaa.html
(※2) https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=5201
(※3) https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/diskeraseutil/