安全性

 BSE問題で揺れるアメリカ産牛肉、前回危険部位が混ざっていて輸入が途絶えていましたが、懸案事項が解決されたのか輸入再開の方針が打ち出されたようです。マスコミの取材では今回ばかりはすぐには飛びつかない人が多数を占めています。
 一方この影に隠れているかのようなクローン牛については農水省が家畜クローン研究の現状について(※1)で報告をしています。それによるとほとんど話題には上っていませんが、受精卵クローン牛は既に702頭生まれていて、内368頭が販売され更にその内304頭が食肉処理をされています。 染色体に影響を与えているかどうかが最大の論点ですが、いかなる異常も発見されないとの厚生労働省の調査を受け、BSE問題には慎重(?)な日本政府が既に2003年に、肉類、乳製品の安全を公表しています。
 ここに来て世界各国の研究期間は異常が発見されないことを根拠に安全の方向に動いていますが、日本政府がなぜ世界に先駆けて安全公表ができたのか?や、今回の輸入再開の裏に政治的配慮が伺えることに、釈然としないものがあります。

(※1) http://www.maff.go.jp/www/press/2006/20060621press_1.html

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