2泊3日の生体検査入院をしてきました。体を自由に動かせるのが1日程ですので、昼間のつまらないテレビを見て暇をつぶすのもどうかと、テレビカードを購入せず、もっぱら持ち込んだタブレットで、本を読んだり、音楽や落語を聞いて、何もすることのない時間をつぶしていました。
こんな時ほどタブレットのありがたみを痛感します。ディジタル本を嫌われる方もおられますが、何冊もの本を小さなタブレットで持ち運べるのは、確かに便利です。最初に読み出した本がつまらなくて、もう少し読み進めば興味が湧いてくるかと我慢しながら読んだものの、結局は放棄してしまいます。次の2冊が私の好みに合って、暇つぶしに協力してくれます。
活字にずっと目を走らせるのも疲れますから、合間に音楽や落語を聴きます。ここで新たな発見です。何度も聴いているネタということもあるでしょうが、落語を聴いているとつい眠ってしまうのです。気がつくと終わっていてプレイヤーが停止したままです。念仏でつい眠くなってしまうのと同じで、二人の掛け合いのやり取りのリズムや間、抑揚が、眠気を誘うのかも知れません。普通なら笑い転げて眠るどころではないはずですが、不思議です。
寄席で眠っている人はまずいないでしょうが、あたかも催眠術のように客席の皆を眠らせてしまうネタがあっても面白いですね。