パソコンによるデータ処理がなかった頃、お中元商品の発送用伝票作りは大変でした。夜も自宅に持ち帰りせっせと手書きです。実績のある送り先も、それが分かっていながら再度手書きですから、その効率の悪さは今では想像すらできないでしょう。
それが7月始めに集中するのですから、どんどん発送が遅れてきてしまいます。とあるお客様に「いつになったら着くのか」とこっぴどく叱られました。それ以来その方とのお取引はなくなりました。パソコンの登場で今は迅速な対応が可能となり大助かりです。
私共自身のお中元は、某有名デパートの外商を使ったりします。今年も申し込みましたが、来た連絡は、「今混み合っていますので1週間から10日ほど掛かります。」
今のご時世で私共がそのように連絡をすると、即お取引はなくなることでしょう。ビッグブランドは強いですね。というか、そこに浸かっていると、それが当たり前になっていてお客様目線から外れているのに気付かないのかも知れません。
ビッグブランドを羨ましく思っていいのか、そうじゃないのか、戸惑うところです。