キーボード派へのお誘い その10

 いよいよエディターです。提出用の書類などは、word や一太郎のようなワープロ系のソフトを使いますが、ちょっとしたメモを書き留めたり、txt はもちろんのこと html や ini などのテキスト系ファイルを呼び出して編集する際に、エディターは欠かせません。
 私も皆さんの例に漏れず、notepad に始まり EMエディター、サクラエディター、秀丸 を使っていましたが、人に「会社に仕事が早い人がいて、vim を使っている」と聞き、その様子が「キーボードから全く手を離さない」というのがきっかけで試してみて、今では vim 以外のエディターを使うことはまずありません。
 日本語が最初のつまずきでしたが、私のように日本語をよく使うのであれば、KaoriYa版vim(※1)をお薦めします。更に GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)も一応使えるよう、gvim がお薦めです。
 過去のエディターの認識でいますので、最初は戸惑います。モードが、ノーマルモード、インサートモード、コマンドモード、ビジュアルモード とあり、インサートモードでないのに文字入力をしようとしたり、ノーマルモードに戻っていないのにコマンドキーを打とうとしたりで、操作もついついマウスに手が出てしまいますが、「vim でマウスは邪道」の言葉に耐えて少し慣れてくると、操作が早くなったことが実感できるようになります。まずはそれまでの我慢です。
 vim の解説サイトは、それはそれは沢山あり、困ったときも新たなことをやろうとしたときも、手助けをしてくれます。同じようなソフトに Emacs というのがあるようですが、私は試していませんので全く分かりません。いずれにしろキーボード派を目指すには、二ついずれかのソフトに挑戦です。
 ではまた次回。

(※1) http://www.kaoriya.net/software/vim/

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