ノルマ

 「元日に届くよう25日までに年賀状をお出し下さい」の言葉とは裏腹に、26日になっても郵便局の前で局員が、年賀状を販売しています。「ノルマを果たすため、局員が自腹で」との情報もまた出始めています。
 営業マンにとってノルマは付きものです。ノルマをこなすため自腹ならまだしも、値引き販売で数をかせぎ、自社には計上できないため立場の弱い別の仕入れ業者にその付けを廻す悪徳営業マンもいれば、差額が積もり積もって自社にばれ、解雇に追いやられたりする営業マンがいたりします。
 年賀状の枚数は、人と人とのお付き合いの数です。実年世代では、新しいお付き合いは増えず、今までのお付き合いは次第に減ってゆきます。新しいお付き合いの生まれる若い世代は、年賀状に掛ける手間を嫌います。
 そんな状況の打開もなく、真の営業マンでもない局員に自腹を切らせるなど酷すぎます。むしろ販売企画担当部署にハッパをかけるべきでしょう。今年も枚数が減った私どもが言えることでもないのですが・・・。

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