パソコンの普及で、手書きで文章を書くことが少なくなりました。というより、ほとんど手で書かなくなりました。手直しが楽というメリットは手放せませんが、漢字の知識が薄れるなどのデメリットも体感します。
学習現場では、キーボードで打つよりも手書きでノートを取る方が、効率が良いことは一般的に知られています。
先生が黒板に書かれることを自分のノートに書き写すことは、授業中の常です。進んでいるところでは、パソコンやタブレットに直接入力するそうです。記者会見で記者達がパソコンを前にして、会見を聞く様子がテレビでよく見かけます。が、記事(※1)によると手書きの方が後の記憶により残ることが検証されているそうです。
脳細胞の刺激に加え、先生が黒板に書かれることに話されることを加味して一度頭の中でかみ砕き、ノートに書き写すことがその要因だそうです。
学生諸君、せっかくノートを取るのですから、先生が黒板に書かれたそのままをノートに書き写すのでは無く、一筆加えるなど自分なりの書き方で、ノートを取りましょう。自らの実践で記憶により残ることを検証してみようではありませんか。
(※1) http://www.psychologicalscience.org/index.php/news/releases/take-notes-by-hand-for-better-long-term-comprehension.html