訴訟社会

 長いお盆休みも済みました。お休み中は帰省した孫娘の歌う「アナと雪の女王」の主題曲を堪能させていただきました。一緒に持ち帰ったDVDも供に観て、同時収録の予告編に、ディズニーの大ヒット作「アナと雪の女王」が著作権侵害訴訟に直面(※1)の記事が思い浮かびました。
 記事を見たときには内容も確かめず、「さすが訴訟社会のアメリカ」と思っただけですが、このDVDを観たのを機に、訴訟元の「The Snowman」(※2)を観てみると、雪だるまが鼻のにんじんを池一面に張った氷の上に落としてしまう、対岸から獲ろうとする動物に盗られまいとする雪だるま、競い合ってにんじんは動物の手に、でもにんじんは雪だるまの鼻に返される、との展開は類似しています。
 ディズニーの制作スタッフがこの「The Snowman」を観ていて頭の隅にストーリーが残っていたのかいなかったのかは分かりませんが、まさか予告編で訴えられるとは思わなかったことでしょう。訴える方も、これほどの大ヒットで無ければ、内々で済ませたかもしれません。いや、やはり名を売る絶好の機会、しかも勝算は十分、とくれば後はまっしぐらだったのかも。
 著作権は十分守られねばならないのは当然ですが、訴訟社会、どこに落とし穴があるか分からず怖いですね。

(※1) http://gigazine.net/news/20140812-frozen-trailer-copyright-infringement/
(※2) http://vimeo.com/52869137

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