プロスポーツマンシップ

 この時期、スポーツのゴールデン期間です。サッカーワールドカップを筆頭に、男女全米オープンゴルフ、そしてウィンブルドンテニスも間もなくです。
 昨日は久しぶりに、ゴルフ中継を優勝が決まる最後までテレビ観戦をしました。日本ツアー選手権です。竹谷佳孝(私は初めて知りました)がメジャー初優勝を果たしたのですが、何とも後味の悪い終わり方です。
 2位に4打差を付けていながらメジャー優勝のプレッシャーでしょうか、終盤李尚熹に並ばれプレーオフ。これはもう少し楽しめると思った矢先、11番ホールでのペナルティの2打罰で、あっさりと優勝が決まりました。後味の悪さはこのペナルティ。リプレイ画面が何度となく流れ、審判団は素人目にも指でグリーンを押さえている様子の画像で本人の了解を促したのですが、本人は「ただ払っただけ」と認めず、審判団判断でペナルティが決定したとの最終アナウンスです。
 ゴルフ中継を見ていると、プレヤーが「ボールが動いたようだ」などと自主申告で審判に判定を問う画面を時々見かけ、「プロゴルファーとはかくも厳格か」と感心するのですが、今回の件はその崇拝を打ち砕きました。本人はそのつもりで無くとも、そう見なされるプレーをした段階で「私にそのつもりは無かったですが、審判の裁定に従います」で決着し、あれほど長々と時間が掛かることは無かったでしょう。メジャー初優勝に水を差す後味の悪さでした。

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