Google mapの航空写真で見ていただければお分かりのように、奈良県の大部分は山林です。かつて我が桜井市は木材の集積場として大いに栄えました。でも今は輸入材に押され見る影もありません。しかし奈良県としてはこの山林資産をなんとか生かさねばなりません。
以前何度かIKEAに行った際に、有り余っている木材を家具作りに活かしてはどうかと、この場で愚痴をこぼしました。 朝日の記事十津川の林業再生(※1)をみて、やっと動き出したかの感があります。でもその家具を写真で見る範囲では、既に家具では日本で最大、700億円もの年間売上をあげるIKEAに何かを学んでいるのだろうかと、疑問がわきます。
IKEAの良さは、求めやすい価格、だれでも組み立てられる工夫、そしてデザインでしょう。家具には何世代にわたって受け継いでいくものも必要ですが、時代に即したものも必要です。
やるからにはIKEAを超えるつもりで、長期ビジョンを構築して取り組んでほしいと思います。
(※1) http://www.asahi.com/national/update/0924/OSK201309230161.html