訴訟とその記事

 日本でもいろんなケースで訴訟が起こるようになってきました。英空港置き去りツアー(※1)の記事。今までならば泣き寝入りだったかもしれません。
 記事によると手荷物検査の再検査対象に無作為で選ばれたツアー客の一人が時間がかかって予定の飛行機に乗れず、添乗員に「頑張って帰って」と置き去りにされたとのこと。
 新聞広告で「こんな価格でヨーロッパに行けるの」と思うくらいの安価を打ち出す旅行社ですから、添乗員に旅行者のトラブル後の費用までみる権限は与えられていなかったのだとは思いますが、乗せてしまえば後は日本に着くツアー客の方に添乗し、言葉も解らない一人を残していくのは、ツアー客の世話をする添乗員として常識的には考えられません。
 ただ一方でこの記事で一つ気になるのは、「頑張って帰って」のくだりです。このように突き放すニュアンスでの会話だったのでしょうか。最近の報道が「つかみ」を取り入れるように感じられてなりません。報道の方向性が決まっていて、その方向に合わせ言葉尻を捉えているように私には思えます。

(※1) http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130605/cpd1306051948011-n1.htm

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