アーチェリー

 昨日の午後は、アーチェリーのワールドカップをテレビ観戦です。日本で行われたことで実現したのでしょうが、テレビで中継する珍しさもあってです。
 試合のルール、両者各3本の矢の合計点で1セットを争う5セットマッチというのも今回初めて知りました。5セットを終え同点の場合には、シュートオフ。両者1本の矢、中心からの距離の差で勝敗を決するのには、余程の精神力が要りそうで、見ているほうも緊張します。試合そのものに派手さはなく地味ですが、メンタル面が重要なようで、ここまでくる選手たちについては、解説者もメンタルのことしか話しません。
 驚いたのは、高速度撮影された矢の動き。まっすぐに飛んでいくものだとばかり思っていましたが、まるで魚が体を左右にくねらせ、尾鰭を振って進んでいくような姿です。どうしてこうなるのでしょうか。弾きしぼった弦が指を離れた瞬間、慣性のため矢がわずかにたわむのでしょうか? あるいは矢の尾に付けられた羽が弓を離れる瞬間、弓に接触していくためでしょうか?
 疑問は膨らみます。この動きがあるからこそ、矢はまっすぐに飛ぶのでしょうか? それとも狂いの元なのでしょうか? 素人目には、矢の先もわずかに左右に振れて進んでいますので、誤差を生む気がします。
 もう一つの疑問は羽。この羽があるからこそまっすぐに飛ぶとの認識ですが、バドミントンの選手が盛んにシャトルの羽の状態を気にするのに比べ、どの選手も羽に目を向けたり修正したりする動きが、一切ありません。このクラスの人が使う矢では、羽が曲がったりすることはないのでしょうか?
 なんてことを思いながら、結局最後まで見てしまいました。

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