使い始めているエディターのvim(gvim)では、プラグインなどによっていくらか文字を入力すると文字候補を挙げてくれる補完があり、キー入力を少なくできます。この機能はgoogle検索のサジェスト機能で皆さんおなじみで便利なのですが、この便利さに思わぬところに落とし穴があったのですね。
個人名を入れると、その人への中傷記事項目のサジェストが出てしまい、そのために仕事も奪われ新たな仕事にも就けない迫害を受けるケースの出現です。
訴訟の結果、googleへ表示の差し止め判決が出たのですが、googleはまだ対応をしていないようです。元々はそれらの中傷記事が悪いわけですが、ネット上では発信者の匿名性が許されていますから、その信憑性は第三者が推し量ることはできず、その記事にリンクが張られていたとしてもそれを咎める訳にはいきません。しかし実際に被害が出ていてるのですから、googleともあれば対処はさほど難しくはないことでしょう。
即対応をしないのは、googleが他にもプライバシー問題を抱え、一つを譲ると他への影響が大きいと考えているのかもしれませんが、しかし当人にとってはその被害は計り知れません。今の便利さを残しつつ、マイナスイメージへのサジェストは排除するとか、リンクサイトを限定するとか、速やかな対処をお願いしたいです。