昨夜のNHK、「試してガッテン」はご覧になりましたでしょうか? テーマは腱鞘炎と腰痛で、両方を抱える私はつい見てしまいました。
病のことはともかく、私の目からうろこは、説明道具として取り出された自転車でした。
自転車のブレーキの多くは、細いチューブの中にワイヤーを通し、そのワイヤを引っ張ることでブレーキシューを車輪に押し当てて制動する仕組みです。チューブは単にワイヤーの保護目的だと思っていましたが、このチューブがないとワイヤーを引っ張ってもブレーキシューに力が加わらないのですね。驚きました。
ワイヤー=腱、チューブ=鞘の対照で、この鞘が大事なのです。巌流島の決闘で、佐々木小次郎が鞘を捨てたのを見て、宮本武蔵が「小次郎、敗れたり」と言ったとか。この意味もあったかもしれませんね。