おせち

 おせちが良く売れているそうですね。昨年の3割増し、限定数販売もすぐに売り切れになるとか。先日の朝日新聞にはその様子を伝える記事に「家族愛」的な言葉が。お正月は一家そろっておせちを囲んで祝う意味合いでの言葉でしょうが、昔人間の私はそのことを「家族」と結びつけることに違和感を覚えます。
 親が子に、「お正月は『おせち』というお料理を買ってきて、家族そろって食べるんだよ」とでも教えるのでしょうか。母が娘や嫁と共におせちを作り、その家特有の食材や味付けを教えてきた良き伝統(私にはそう思えます)はなくなってしまうのでしょうか。親が子にその家の風習なりを伝えていくのは、家族としての重要な要素だと私は思います。
 お正月の食卓に、「今年は奮発してこんなに豪華なおせちよ」と自慢げに有名店のおせちを並べる母親の姿が目に浮かびます。そこに一品でも娘と共に作ったおせちを付け加えていただきたいですね。

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