KEDO(朝鮮半島エネルギー開発機構)は北朝鮮の契約不履行を理由にあえなく解散。20年かけての無利子返済が取り決めのため、日本政府はこの7月までに貸し付けた4億6000万ドルと事務経費などに出費した8700万ドルの返済を北朝鮮に求めるとか、求めたとか。しかしこのお金が戻ってくると、何人の日本人が思っていることでしょうか。政府のお偉方ですら日本のスタンスとしての請求だと思っていることでしょう。このお金は何だったのでしょうか。
スタンスといえば、財政再建。これに否定的な発言をする議員さんはおられないことでしょう。しかし膨らんだ国債、郵政民営化で表面化する隠れ負債、どれほどの国民がこれらがきれいになくなると思っているのでしょう。今成人の方で自分の生存中に解消されると思っておられる方がいるのでしょうか。逆に私のように、今これだけの借金があっても、特別ひどくはならずに自分の人生を全うできるだろうと思っていることでしょう。
そう、結局人はスタンスで発言、行動し、自分に降りかからない火の粉には例え大火事の前兆であっても、無頓着なのです。