昨日からNHKで3年に渡る「坂の上の雲」の放映2年目が始まりました。当時の先達たちの言動を、帝国主義、軍国主義の始まりと批判される方もおられますが、私には、すべてに遅れていた日本が列強にのみこまれてなるものかと奮闘する気骨ある人々に思えます。
昨日の放映で、軍備の拡充にあたり、「国民からの血税を使うのだから・・」とかの言葉、今の日本の政治家、官僚の内、何人の方がその思いで仕事をなさっておられるのでしょうか。もしその思いがあれば、国会で無駄な質問で時間を取らないでしょうし、はぐらかしたような答弁もないことでしょう。
ドラマにはフィクションが含まれているでしょうが、当時の指導者は心底敬われています。それに値する人格と信念に基づいた言動があるからでこそでしょう。逆境から抜け出、這い上がろうとする時代でないと気骨のある政治家は生まれてこないのでしょうか。1000兆円に迫る借金の今は正にその時代だと思うのですが・・・・。
