問屋さんの展示会でマネキン嬢さん達(少しお歳は召しておられますが)とお近づきになりました。よくスーパーで試食販売などをされている方々です。
お二人は同じ派遣会社所属でのお知り合い、でも一同に会することは無いようで、いったい何名が所属しているのか分からないご様子。ご時世で仕事は随分減っているとのこと。以前は稼ぎで家を二件建てた猛者の女性もおられたとか。担当する商品の説明とかは、当日朝に聞いてそれで対面販売するんですからここも要るんですと、頭を指さしておられます。
この二人とは別に、お好み焼きを焼いている若い女性は、れっきとしたソースメーカーの社員さん。社内で資格制度があって胸には「インストラクター」の文字。「3階級あってまだ一番下ですから、社内ではダメだしばかりです。」と謙虚です。
先ほどのお二人に、「嫌な仕事は?」と聞くと、「品目よりも『チェンジ』がつらい」 依頼主に気に入られなければその朝に他の人に交代とか、「明日は来なくていいよ。」 いずこも仕事は甘いものではありません。
逆に、「良い仕事は?」 「紳士服かな」 「金額も高いし、横の奥さんに気に入ってもらうとすぐに決まるから」 今も昔も旦那は奥さん次第でしょうか。