今、主たるスーパーではPB(独自ブランド)商品が幅を利かせています。先日、地方の百貨店4社が協同で婦人服のPBブランドを立ち上げたニュースがありました。その目的は低価格です。
最初にスーパーがPBを出すと聞いたときには、メーカープランドではできない消費者寄りの工夫を凝らした独自の商品ができるのかと思いましたが、蓋を開けてみれば頭を絞っているのは価格を下げることで、それを今もずっと継続してきています。引き受けるメーカーも数の力に引き回され、智恵を出すのはコストダウンのみ。価格は嘘をつきませんからそのしわ寄せは商品に向かわざるを得ません。
こんな事が経済発展に良いことなのでしょうか。智恵を出すならもっと別のことにそのパワーを向けた方が良いのではと思います。小売りならではの智恵がきっとあるはずだと思うのですが、如何でしょうか。