今の電気製品は100%ソフトで動いていると行っても過言ではありません。ソフトといえばバグが付き物。
以前使っていた携帯電話は、バッテリーは十分なのにいつの間にか電源が切れているケースがあり、修理を依頼したのですが、2・3日して返ってきた答えは、「どこも異常がありません。」 「お客さんに知れず、ソフトを入れ替えてるんだな」との後味でした。車など人命にかかわるものは「リコール」が大々的に報道されますが、ほとんどの電気機器は、(いささか不満ですが)消費者の申し出に応じ知らず知らずに修正されているのが実状です。
パソコンの周辺機器はドライバソフトの更新があるというのが常識化していますので、普段から気を付けているのですが、最近デジカメにも同様のことがあるのに気付きました。
私のデジカメは現モデルから一世代前のEOS kiss X2、ネットで単焦点レンズを捜していて、「ファームウェア変更」(※1)なるサイトに目が止まりました。新しいストロボに対応するというのもありますが、主眼は3点の不具合の修正です。
私はまだ気が付いたからよいものの、人気の高いモデルだけに知らずに使っておられる方も多いはずです。メーカーとして多くのユーザーに知らしめるのは大変なのでしょうが、ことの大小にかかわらず、お客様への配慮として通知する手だてはないものでしょうか。個々個別に捜すのではなく、更新情報のポータルサイトでもあれば便利だと思うのですが・・・。
(※1) http://web.canon.jp/imaging/eosd/firm-j/eosdigital4/firmware.html