体調を崩し、病院がよいの日々です。お見舞い以外で元気な人が病院に来ることはありませんから、待合所の空気はどんより、人々の表情も眠たげで意志を持って何かを考えている風ではなく、ぼんやりとただ時間の経過に任せている感じです。
外来での悩みは何といっても待ち時間の長さ。長いことが当たり前になって皆じっとそれに耐えているのですが、昨日は元気なおばさんを見かけました。
窓口事務の女性とのやり取りを聞いていると、少しでも待ち時間を少なくしようと事前に電話をかけて来たようです。事務員もその時適当に受け答えをしたのでしょう。「まだなの! あとどれくらい? 順番通りだと○人目て、どゆこと? 『考えます』って電話で言ってたじゃない! こんな待つなら今日来なくても良かったのよ! ちょっとは誠意見せなさいよ!」
割り込まれて後に回される人の気持ちなど、全く気にかけていません。これだけの元気があれば、病院に来なくとも病気が治りそうで、少しこの元気をいただきたいものだと傍聴しておりました。