世の中エコブーム、トヨタの新型プリウスは今申し込んでも納車は7ヶ月先の人気です。そんな中、鍵を握るとしてメーカーは電池の開発に躍起になっています。
電池といえば身近なところでは、携帯電話やノートPC。携帯電話やオーディオプレーヤーなど、消費電力が少なく長持ちする機器では、電池の性能差はあまり気になりませんが、特に持ち運ぶノートPCの場合には、機種選択の条件として無視できません。
当然のこと、メーカーはバッテリー駆動時間の長さを長所の一つとして挙げます。ところがその仕様をそのまま鵜呑みにする人はほとんどいないのが実状で、良くて6掛け、多くは半分といったところでしょう。
車の燃費同様、企業はベンチマークテスト手法を制定し、それに基づいた数値を掲げているのでしょうが、通常の使用でその性能が出た話は聞きません。そろそろメーカーも実体に合ったベンチマークに切り替えるべきじゃないでしょうか。半数以上の人が実際にその数値を実感できるくらいでなければ意味がないのでは、と思います。「エコ」の名に、「大風呂敷」は似合いません。