ＥＴＣ

　ニュースで盛んにＥＴＣ狂想曲が奏でられています。無料のＥＴＣ機器を手に入れるため１０時間並んだとか、５００台以上の予約待ちとか。あなたは演奏者でしょうか、それとも観客でしょうか？
　ＥＴＣが登場の頃、あれやこれやの特典を設け普及を計ろうとしたのですが、それでもさほどの効果は出ませんでした。今の状況をみると特典そのものが中途半端だったとも言えます。今できるのだったら、当時にやっておけばもっと早く効率化ができたことでしょう。
　苦労の甲斐あってＥＴＣを手にした方、ＥＴＣマイレージサービス(※1)への登録をお忘れなく。利用金額に応じて、無料利用の金額還元が受けられます。
　
　それにしてもわっと飛びつく国民性、屈託が無くていいですね。でも冷静に考えてみれば、今回補助費のなにがしらかは出費しているものの、利益を得るのは天下り受け皿のＯＲＳＥ（財団法人道路システム高度化推進機構）。それに今回のつけはやがて税金に形を変え、降りかかってきます。ＥＴＣはクレジット決済、いや今回の政策そのものが大きなクレジット決済と言えなくもありません。将来の展望を見据えたクレジットならば良いのですが・・。

(※1) http://www.smile-etc.jp/