お盆休みに思う

 お盆休みです。私共も昨日から休みを取らせていただいています。
 お盆休みといえば帰省ラッシュに海外旅行。それが今年はちょっと様変わり。高速道路の渋滞は予想を大きく下回り、新幹線には乗客があふれ、夜行バスも大幅増便、別途請求される燃油サーチャージが高く海外旅行を見合わせ手頃な国内旅行へ。
 それもこれもみんな石油の高騰が原因です。今年のGDPもついにマイナス成長の見通しが出てしまいました。選挙対策に改造された内閣の閣僚からも、景気対策の声が出始めています。思えば暫定税率で紛糾した時期が政権政党としての面目躍如の時でした。後追い政策では傷が深くなるばかりです。
 石油高騰による国民生活の変容は実は人ごとではありません。今年春と更に秋に予定される麦価の大幅引き上げによって、昨年の小麦粉の値上がりで値上げを強いられた私共の手延素麺は、来年度今年を上回る値上げをせざるを得ない状況です。
 小麦粉は国民生活に直結の原材料です。先のWTOは物別れに終わりましたが、事ここに至っては、関税の見直しや小麦粉利権に群がる行政法人にそろそろメスを入れていただかないと、時期を逸してしまいそうです。我が事ばかりで恐縮ですがそう思います。

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