都会にお住みの方は、全くご存じないかと思います。そう言う私も、仕事を手伝ってもらっている農家の方に教えていただいて、初めて知ったのですが、この地の稲作がピンチです。
写真では、所々稲刈り前の状態のように色づいて見えますが、実はその部分は枯れているのです。トビイロウンカ(※1)という害虫が稲の根元の茎に着き、栄養分を吸ってしまうためにその部分から上は枯れてしまいます。それを知ってあらためて田んぼを見ると、至る所の田んぼで変色が見られます。
この害は、奈良県全域に広がっているとのことで、県は米粒が小さくとも早めの収穫を呼びかけています。ただ自ら稲の世話をなさっている農家はすぐに対応ができますが、このところ農協や一部の農家に全て丸投げしている農家が多く、手付かずで被害は増えていきそうです。
作柄は昨年並みとの見込み報告がなされていましたが、残念ですがこの分では収穫は昨年を大きく下回りそうです。
(※1) https://www.pref.aichi.jp/byogaichu/seitaitoboujyo/0-ine/tobiirounka.html