今夜は、仕事で繋がりのある会長さんがお亡くなりになられての通夜式です。案内FAXには、「御香典と樒の儀は辞退」とあります。近頃の葬儀ではほとんどがこの案内です。列席者に余計な出費を掛けない配慮があるでしょうし、満中陰後の返礼の手間を考慮してのこともあるのでしょう。
家族葬も増えました。家族と、故人と血のつながりのある人だけで執り行うのは、費用が削減できますし、遺族の余計なところへの心労も軽減されます。沢山の方に見送りに来ていただいても、一般焼香が済めばすぐに退出される方ばかりですから、故人への悼みもその程度かと思ってしまいます。
さらに「『墓なし・坊主なし』の弔いをやってわかったこと」(※1)を読むと、「葬儀もここまできたか」との感です。
amazonの「僧侶派遣」は物議をかもしましたが、人生の最後の儀式も、今後は益々様変わりして、それが当たり前となっていくことでしょう。
(※1) http://diamond.jp/articles/-/109622