ぶりっじばんざい

 答え(5月1日分)
 

  9 7 3  
K 7 6
Q 9 6
A Q 6 2
K T 6 N J 8 5 4 2
T 4
W E  
9 3
A K T 8 5 3 J 4
K 4 S J T 7 5
  A Q  
A Q J 8 5 2
7 2
9 8 3
 

 クラブのAでダミーに入り、スペードのフィネスをする予定でしたが、WからクラブKが出たのは絶好のチャンスです。なぜならWからここでKが出るのはWのクラブがダブルトンである可能性が高いからです。
 そこでこのチャンスを生かして、いずれ取られるクラブをここで負けておきます。期待通りWのクラブがダブルトンであれば、Wからの次のリードはスペードかダイヤしかありませんから、いずれのリードにしてもルーザーが一つ消せますので、コントラクトを無事にメイクすることができます。
 WのクラブがK、J、*であって、クラブを取らせた後クラブのJがリードされたときには、今度はスペードのフィネスに賭けます。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  9 7 3
K 7 6
Q 9 6
A Q 6 2
N
W   E
S
A Q
A Q J 8 5 2
7 2
9 8 3

 Wのダイヤのオーバーコールが入りましたが、コントラクトはSの4ハートに決まりました。
 スペードに一枚、ダイヤに二枚、クラブに二枚のルーザーがありますので厳しいハンドで、スペード、クラブのQを共に取らなくてはなりません。
 WはダイヤK、Aと取り、パートナーのJを見て、ダミーのQを殺すため三枚目のダイヤを続けてきます。Eのラフを手でオーバーラフをして、すぐにクラブのフィネスをすると、成功です。切り札を二度狩り、再びダミーのAに向かってクラブをリードすると、WからKが出てきました。さて、この後のプレイを考えてください。

ぶりっじばんざい

 答え(4月17日分)
 

  K J 5  
T 7 4
4
A Q J T 9 5
8 6 4 N T 9 2
A K 8 5
W E  
Q J 3 2
K 8 Q J T 6
K 8 7 4 S 3 2
  A Q 7 3  
9 6
A 9 7 5 3 2
6
 

 クロスラフが頭に浮かびますが、残念ながらうまくいきません。となると望みはダミーの長いクラブです。
 三枚目のハートを手でラフをし、クラブAを取ってクラブQでダイヤを捨てWのKに取らせます。すると残りのクラブは強いですから切り札を狩ればコントラクトをメイクすることができます。
 ただブリッジはそう容易くはありません。上手な人に掛かればクラブQをKで取ってくれず、更にクラブを続けても今度はEのラフが入りますので、コントラクトはダウンです。その時は相手が一枚上とあきらめるしかありません。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  K J 5
T 7 4
4
A Q J T 9 5
N
W   E
S
A Q 7 3
9 6
A 9 7 5 3 2
6

 ビッドはかみ合わず、コントラクトはSの4スペードに決まりました。WはハートK、Aと取り、更にハートを続けてきました。切り札が7枚しかありませんので、切り札の分かれが3-3でないと無理ですが、3-3としてコントラクトをメイクする手順があるでしょうか。お考えください。

ぶりっじばんざい

 答え(4月3日分)
 

  J  
Q J T 9 4
T 7 3 2
J 7 5
6 2 N 8 5 4
K 5 3
W E  
A 8 6 2
K J 9 8 6 5
T 9 6 3 2 S A 8 4
  A K Q T 9 7 3  
7
A Q 4
K Q
 

 パートナーのクラブ3がフォースベストだと認識すれば、自ずと対処が決まります。クラブの2が見えないことから、パートナーのクラブは2を含む5枚。さすればSのクラブは2枚で、K、Qの手からKを捨てたのに違いありません。だとすると、ダミーのクラブJでSのルーザーが一つ消される恐れがあります。それを避けるためには、クラブQがプレイされる前にダミーへのエントリーを消しておかねばなりません。二トリック目では切り札スペードのリードが求められます。
 左の手でスペード以外例えばダイヤをリードすると、SはAで取りクラブQを取った後、スペードJでダミーに入り、クラブJでルーザーのハートまたはダイヤを捨てられれば、コントラクトは簡単にメイクです。ハートを出してパートナーがKで取り、スペードを出しても結果は同じですが、パートナーにハートKを期待するのも無理ですし、パートナーが三トリック目でスペードを出す判断はこの手では無理でしょう。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  J  
Q J T 9 4
T 7 3 2
J 7 5
    N 8 5 4
   
W E  
A 8 6 2
    8 6 5
    S A 8 4
       
   
   
   
 

2C Pass 2H Pass
4S All Pass    


 Sのストロング2クラブで始まったビッドは、Sの4スペードでコントラクトが決まりました。パートナーのWからはクラブ3のオープニングリード。あなたのAにSからはKが落ちました。さて次のリードは何にしますか?

ぶりっじばんざい

 答え(3月20日分)
 

  J 8 4 3  
5
A J 7 4
K T 9 3
A K Q 5 N 7 6 2
A 3
W E  
9 6 4
T 9 8 3 K Q 6 2
Q J 5 S 8 4 2
  T 9  
K Q J T 8 7 2
5
A 7 6
 

 S-Nにはスペードで二枚、ハートで一枚、クラブで一枚のルーザーがあるので、簡単にダウンさせられそうですが、4人の手が見えていても難しいハンドです。問題で示したような手順ではスクイズができる手の配置ですので、このスクイズを避けるプレイが必要です。
 スペードK、Aの後、更にQを続けます。Sはラフをし切り札を出しますがあなたはAで取り、更にスペードを続けます。ダミーのJはエスタブリッシュしてはいますが、パートナーのラフが入りますので、Sはオーバーラフを強いられ、もはやスクイズはできなくなります。切り札を出さずにスペードJを取ろうとしてもパートナーのラフが入りますので同様です。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  J 8 4 3  
5
A J 7 4
K T 9 3
A K Q 5 N    
A 3
W E  
   
T 9 8 3    
Q J 5 S    
       
   
   
 
 

 Sのいきなりの4ハートビッドでコントラクトは決まってしまいました。
 WのあなたはスペードK、Aと取り、パートナーからは2、6。Sからの9、10を見て、ダイヤ10にリードを切り替えます。SはダミーのAで取って、切り札をリードします。あなたはAでこれを取り、二枚目のダイヤをリードしますが、Sはこれをラフした後、切り札を続けてきます。残り4枚であなたの手には、スペードQ、クラブQ、J、5です。次に最後の切り札がリードされた時点で、あなたはものの見事にスクイズにかかってしまいコントラクトはメイクされてしまいました。
 さて、スクイズを回避してダウンに持ち込める手順はあったでしょうか? お考えください。

ぶりっじばんざい

 答え(3月6日分)
 

  J 3 2  
A J 9 5
Q 7 6
K 6 2
T 4 N A Q 9 7 6
T 8 6
W E  
7 4 3
A 9 4 3 K 8 5
J T 7 3 S 8 4
  K 8 5  
K Q 2
J T 2
A Q 9 5
 

 パートナーはビッドと自分のハンドからあなたの手にはダイヤAしかエントリーがないことを理解し、Sは難なく9トリック取ってしまうと判断したのでしょう。QのリードはSのKを追い出せば次にあなたからのリードやS-Nからのリードがあれば残りが取れるとの判断でしょう。ならばあなたの10はブロックしてしまう形ですので、ここは10を捨てねばなりません。この手を見れば、あなたのクラブJがストッパーになっていますので、パートナーの判断でダウンに持ち込むことができます。
 もしパートナーのスペードQにSがKを出さなければどうでしょう。その場合更にスペードA、6と続けてもスペードでは2トリックしか取れませんので、パートナーはあなたの希望通りすぐにダイヤを返してきてくれ、その場はダックしておけばコントラクトをダウンさせることができます。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  J 3 2  
A J 9 5
Q 7 6
K 6 2
T 4 N    
T 8 6
W E  
   
A 9 4 3    
J T 7 3 S    
       
   
   
 
 

 ビッドはS-N間で、1C-1H-1NT-3NTと進み、コントラクトはSの3ノートランプです。Wのあなたはダイヤ3をリード。パートナーのKがこのトリックを取りましたが、あなたの意に反してスペードQを次にリードしてきました。Sはこれに対しK。さてあなたはこれにどう対処しますか?