ぶりっじばんざい

 ディフェンスの問題です。
 

  J 5  
T 4 3
K Q J T 6 2
A 3
A 4 N T 9 8 7 6 2
A K J 5
W E  
8 7
A 9 8 4
Q T 7 2 S 9 8 6 5
  K Q 3  
Q 9 6 2
7 5 3
K J 4
 

 WのあなたはSの3NTコントラクトに対し、クラブの2をリード、ダミーから3、パートナーの8をSはJで取り、ダイヤをリードします。あなたは8、パートナーは4、ダミーのKで取った後、更にQを続けてきます。パートナーはスペード2を捨て、Sからは5、この時点でSにはダイヤがもう一枚あると分かります。ダミーにクラブAのエントリーがありますので、ここで取ろうが次の三枚目で取ろうが、残りのダイヤを取られるのは防げません。しかしここで取るのと三枚目で取るのとでは違いがあります。その違いを考えてください。

ぶりっじばんざい

 答え(6月9日分)
 

  A K 3  
Q T 7 2
5 3 2
J 7 3
J T 9 8 6 N 5 2
K J 4
W E  
J K T 9 8 7 6
A T 5 4 S K 9 8 6 2
  Q 7 4  
A 9 8 6 5 3
A Q 4
Q
 

 WのダイヤJは明らかにシングルトン、またEのクラブ9のディスカードはEのクラブにAまたはKがあることを示しています。(A、Kが共にEの手にはないことはビッドの点数から考えて明かです。)
 すぐに切り札ハートを負けに行くと、WはKで取りクラブでEに入ってダイヤKのリードにAをかぶせてラフされ、スペードで手を渡されてしまいます。そうなるとハートでもう一枚のルーザーは避けられず、1ダウンで敵のダブルにはまってしまいます。
 解決方法は先に渡される手を消すことです。スペード三枚を最後に手に入るように取り、それからハートを負けに行きます。同じようにダイヤをラフされた後、リードするのはスペードかクラブですが、スペードはラフして一方でダイヤが捨てられますし、クラブはJがフィネスの位置にありますので、これまたいずれかでダイヤを捨てることができ、コントラクトはメイクします。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  A K 3
Q T 7 2
5 3 2
J 7 3
N
W   E
S
Q 7 4
A 9 8 6 5 3
A Q 4
Q

Pass 3D 3H Pass
4H Pass Pass Dbl
  All Pass

 コントラクトはSの4ハート。6枚ダイヤの3Dオープンはちょっと驚きでしたが、ありがたいことにWはダイヤJをリード、Eの10をQで取ります。切り札ハートのAをリードすると、Wからは4ですがEはクラブの9を捨て、WにハートK、Jが残ってしまいました。さてSとしてこの後どうプレイをするかお考えください。

ぶりっじばんざい

 答え(5月26日分)
 

  K J 4 2  
A Q 7 5
9 5 4
J 7
A Q 9 7 5 N T 8 6 3
9 6 3
W  E
J T 8 4 2
K 7 3 A J T 8
Q 3 S
   
K
Q 6 2
A K T 9 8 6 5 4 2
 

 ダイヤ3のリードを見る限り、荒れたディストリビューションでは無さそうです。普通に考えれば、最悪ダイヤで3枚取られ1ダウンで終わりそうですが、2ダウンしたということはWに切り札のQ、3があり、Qがウィナーになったに違いがありません。ビッドからSのクラブは7枚以上、WがダイヤAの下からリードするのはSがシングルトンKの可能性から考えがたく、ダイヤAはEの手にあるとみることができます。SのダイヤQが捕まり4枚目のダイヤがEからリードされるためにはダイヤJ、10は共にEの手になくてはなりません。
 というわけで実際のハンドは左図でした。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  K J 4 2
A Q 7 5
9 5 4
J 7
   N
W   E
   S
K
Q 6 2
A K T 9 8 6 5 4 2

 コントラクトはSの 5C、All pass の一声ビッドで決まった5Cです。Wのダイヤ3のリードから始まったプレイの結果は、あいにくの2ダウン。
 ブリッジでは相手の手を読むのは重要なことです。プレイの過程を推測して、W、Eに配られたダイヤ、クラブのカードはどうであったのか考えてみてください。

ぶりっじばんざい

 答え(5月12日分)
 

  A 9  
A 7
K J 8
A Q J T 7 5
K Q J 5 N 7 6 3
K 9 6 5
W E  
J T 8 4 2
A 6 4 3 5
8 S 9 6 3 2
  T 8 4 2  
Q 3
Q T 9 7 2
K 4
 

 WのクラブリードをKで取り、すぐにスペードに手をつけます。WはK、QまたはJをかぶせてくるでしょうから、Aで取りスペード9を負けます。Wの最善として切り札ローをリードしてきますが、これを手で取りスペード10でラッフィングフィネスをします。WがかぶせればKでラフをし、かぶせなければクラブを捨て、最後のスペードをKでラフします。後は切り札Aを追い出せばコントラクトはジャストメイクです。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  A 9  
A 7
K J 8
A Q J T 7 5
K Q J 5 N 7 6 3
K 9 6 5
W E  
J T 8 4 2
A 6 4 3 5
8 S 9 6 3 2
  T 8 4 2  
Q 3
Q T 9 7 2
K 4
 

 前回の手をSの側から考えてみてください。コントラクトはSの5D、Wはクラブ8をリードしてきます。
 4人の手が見えていてもかなりハードです。さあどうプレイすればコントラクトをメイクできるでしょう?

ぶりっじばんざい

 答え(4月28日分)
 

  A 9  
A 7
K J 8
A Q J T 7 5
K Q J 5 N 7 6 3
K 9 6 5
W E  
J T 8 4 2
A 6 4 3 5
8 S 9 6 3 2
  T 8 4 2  
Q 3
Q T 9 7 2
K 4
 

 切り札の別れが悪いのがSにとって誤算です。
 切り札Aはすぐに取らず3枚目で取りスペードKでAを追い出すと、Sは自分の手に戻る手段がなく、あなたの切り札は狩り切れませんのでダウンは必至です。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  A 9  
A 7
K J 8
A Q J T 7 5
K Q J 5 N    
K 9 6 5
W E  
   
A 6 4 3    
8 S    
       
   
   
 
 

 コントラクトはSの5D。Wのあなたはシングルトンのクラブ8をリードします。SはKで取り、強いクラブがありますので切り札を狩りに来ます。さてあなたはどうプレイしますか?

ぶりっじばんざい

 答え(4月14日分)
 

  A Q 5  
8 7 3 2
9 5 4
Q T 6
8 6 N 9 4 3
A K Q 4
W E  
J T 9 5
A T 7 2 Q J 6
8 5 2 S 9 7 4
  K J T 7 2  
6
K 8 3
A K J 3
 

 どこかで見た問題と思われたでしょう。そう、前回のハンドをディフェンス側から見たものです。
 Sのビッドから、もしスペードとクラブが5枚ずつであれば普通はクラブからビッドするでしょうから、Sのハンドはスペード5枚、クラブ4枚とみられます。するとハートとダイヤは1-3か2-2ですが、もしハートがシングルトンの場合には、ここでハートを続けると前回の結果となり危険です。ここはダミーのエントリーを消す意味でスペードのリードが最適で、1ダウンに持ち込めます。