ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  Q J
J 4
8 7 6 4
9 8 6 3 2
N
W   E
S
A K T
Q T 9 7 3
K 9 2
K Q

 コントラクトはSの1ハートです。ゲームの可能性がないためビッドを1のレベルに抑えた場合などは別にして、1のレベルのコントラクトは、ディフェンス側との点が拮抗しているため、意外にプレイが難しいものです。
 Wはクラブ10をオープニングリード、EはAで取りダイヤQをリターンしてダイヤで3トリック取ります。Eは三枚目のダイヤでスペードを捨てます。それを見ても最強のディフェンス側のWはダイヤを続けず、クラブでSに手を入れます。さてこの後Sはどうプレイしてコントラクトをメイクすれば良いでしょうか?

ぶりっじばんざい

 答え(10月27日  分)
 

  A Q J 4 2  
T 5
A 7 4 3 2
2
9 5 N T 7 6 3
Q 9 4
W E  
8 3
K J 9 Q T 8 6
K Q J T 8 S 9 7 6
  K 8  
A K J 7 6 2
5
A 5 4 3
 

 例によって取られる枚数を数えます。スペードは0、切り札ハートで1、ダイヤ0、クラブ3。クラブの3枚はダミーのスペードで捨てることができますので、コントラクトは楽にできそうです。ハートもフィネスが成功すれば取られずに済みます。クラブのリードをAで取った後、WのシングルトンQに供えハートAを取ってそれからダミーに入り、ハートフィネスをするのが通例ですが、この場合はそうするともしも失敗した場合ダミーには切り札がなくなりますので、クラブを取られてしまいます。ここではすぐダイヤAでダミーに入り、ハート10でフィネスをします。このハンドでは失敗しますが、後は全て取れますのでコントラクトはメイクします。
 ここで上級の方はお気づきでしょう。Wに座っているとして、もし最初のフィネスで取らなければ、SはEのQを含む4枚カードを警戒してもう一度フィネスをするでしょうから、二度目のフィネスで取りまんまとダウンさせられるトリックプレイが可能です。ブリッジは奥が深いですね。

ぶりっじばんざい

 問題です。 
 

  A Q J 4 2
T 5
A 7 4 3 2
2
N
W   E
S
K 8
A K J 7 6 2
5
A 5 4 3

 コントラクトはSの6H。夢にまで見るスラムトライです。WのオープニングリードはクラブK、セイフティなフィネスを試みてコントラクトをメイクしてください。

ぶりっじばんざい

 答え(10月13日  分)
 

  A 6 4 3 2  
T 5 4
9 7 4 3
3
8 7 N Q J T 9
8 7 2
W E  
9 6
A Q T 2 K J
Q J T 4 S K 9 7 6 2
  K 5  
A K Q J 3
8 6 5
A 8 5
 

 切り札を決めてプレイするスートコントラクトの場合の方針の立て方は、普通にプレイすれば自分の手でいくらのトリックを相手に取られるかを数えることから始めます。
 このハンドでは、スペードはダミーにAがありますので0枚、ハートではダミーに10がありますので上から5枚のカード全てがあり0枚、ダイヤは3枚とも取られます。クラブはA以外の2枚が取られます。と、考えると合計5枚のルーザーがあり、コントラクトをメイクするためには2枚減らさねばなりません。じゃ、どうするかがプランの立て方です。
 幸いダミーのクラブは1枚ですので、取られる2枚のクラブをダミーで切れば(ラフすれば)取られなくて済みます。
 実際のプレイでは、クラブのAで取り、クラブ5をダミーのハート4でラフ、ハート5を出し切り札を狩りながら手にもどりクラブ8をダミーのハート10でラフ、スペードで手に戻り後2回ハートを狩れば、残りはダイヤで3枚取られるだけです。

ぶりっじばんざい

 問題です。 
 

  A 6 4 3 2
T 5 4
9 7 4 3
3
N
W   E
S
K 5
A K Q J 3
8 6 5
A 8 5

 コントラクトはSの4ハートです。WはクラブのQをリードしてきました。プレイプランを立ててください。

ぶりっじばんざい

 答え(9月28日分)
 

  A K 3  
9 7 4
K 7 3
A K T 7
Q J T 5 4 N 9 8 6 2
Q 2
W E  
K 6 5
T 9 6 Q 8 4
9 8 2 S Q 5 4
  7  
A J T 8 3
A J 5 2
J 6 3
 

 敵のハートのKに対してもう一度フィネスをするにしても、見えているトリックは10。もう二つはダイヤとクラブから得なければなりません。となると、WのスペードJをダミーで取ると、手から捨てるカードに困ってしまいます。ここではダミーから3をプレイし、手のJまたは10でラフをします。クラブでダミーに入り、ハート9でフィネス、更にハート3を続け切り札を狩りきります。クラブローをプレイしQが落ちればスペードとクラブでダイヤ二枚を捨てることができます。Qが落ちないときも、ハートの別れが3-2でしたので、スペードでクラブのJを捨て、クラブをラフできますので、ダイヤの別れに関係なくフィネスが成功すればそれで問題解決です。もし切り札が4-1の別れであれば、ダイヤのフィネスが成功し、更にダイヤの別れが3-3であることを祈るか、クラブのフィネスが成功し、更にクラブの9が落ちることを祈るか、運次第です。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  A K 3
9 7 4
K 7 3
A K T 7
N
W   E
S
7
A J T 8 3
A J 5 2
J 6 3

 コントラクトはSの6H、基準の33ポイントには足りませんがスラムトライです。E-WのビッドはAll Passでした。WのオープニングリードはスペードQ、ダミーのAで取って、ハート7をリード、手からは3でフィネスをします。WはQで取り、スペードJをリードしてきます。条件が揃わないとメイクは難しいですが、条件を挙げながらプレイプランを立ててください。

ぶりっじばんざい

 答え(9月15日分)。
 

  Q 6  
T 8 4
8 4 3
N 9 8
9 6 5 3
W E  
Q J 7
T 7 6 A J 9
Q S
  T 5  
A K
K Q 5
J
 

 スペードで2枚、ハートで2枚、ダイヤK、Qでいずれか1枚、合計5トリックは見えていますが、6トリック目は可能でしょうか。このハンドでは可能です。
 まずはクラブJで負けます。Nからはダイヤを捨てますが、Eは捨てるカードに困ってしまいます。ハートを捨てれば三枚目のハートを取られますし、ダイヤを捨てれば一度Nからダイヤをリードすれば、ダイヤで二枚取られてしまいます。スペードを捨てれば、Nへのエントリーがスペードで二つできますので、ダイヤをNから二度リードでき、ダイヤで2トリック取られてしまいます。かくしてS-Nは残り8枚で6トリック取ることができます。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  Q 6  
T 8 4
8 4 3
N 9 8
9 6 5 3
W E  
Q J 7
T 7 6 A J 9
Q S
  T 5  
A K
K Q 5
J
 

 コントラクトはSの3NTで、残り8枚の場面、次のリードはSとしてS-Nはあと何トリック取れるでしょう?

ぶりっじばんざい

 答え(9月1日分)。
 

  A J  
7 5 2
8 6 2
Q J 8 5 4
K 9 4 N 8 7 5 2
9 8 6
W E  
T 4
T 7 A J 9 5 3
A T 7 3 2 S K 9
  Q T 6 3  
A K Q J 3
K Q 4
6
 

 4人のハンドを見られれば難しくありません。スペードを取った次にダミーからダイヤをリード、これが唯一の手です。Kを取らせてくれれば取れる9トリックを取ってそのままOK、EがAであがっても全てのスートにストッパーがありますので、9トリックを取ることができます。