真綿で首をじわじわと締め付けられているような気がしてなりません。「どこそこが派遣社員何名に、解雇通告をした。」 「どこそこは、正社員も削減。」 「工場を何カ所閉鎖する。」 「内定通知が取り消された。」などなど。連日テレビは、不況だ不況だと大連呼です。
マスメディアの影響の大きさは、今更言うまでもありません。本人達も重々承知でそれを前面に打ち出し、どこよりも早く流すことを良しとし、時流のネタはここぞとばかり取り上げます。
ニュースは確かに必要です。ニュースがなければ、近くに事例がなければ、内定の取り消しなど、世の中の様子など耳に入ってはきません。しかし今のニュースバラエティ番組の取り組みは、ここぞとばかり煽っているとしか思えません。視ている人はますます憂鬱になり、ますます財布の紐は堅くなります。
確かに契約期限内の派遣の切り捨てなど、弱者いじめへの糾弾は大いに必要ですが、煽るだけでなく、世の中に大きな影響を与えるメディアとの認識をもっと目に見える形で出していただきたいものです。
携帯+自転車
大阪府で、携帯電話を使用しながら自転車を運転する行為が禁止になった、との記事。道交法では自転車も軽車両として車の仲間ですのに、同法から自転車は除外されていたのでしょうか。
確かに、携帯電話を耳に当て自転車に乗っている若者を見かけ、「危ないなぁ」と思うことがよくあります。自転車は性能も上がり、そのスピードもバカにできません。自転車レーン以外の歩道を走るのも常です。ぶつかって自分が怪我をする分には自己責任ですが、ぶつけられる方は堪ったものではありません。
我が奈良県では、そのような条例の話は聞きませんので、たぶん野放しなのでしょう。片時も手放せない若者の携帯電話、少しでも早く目的地に着きたい気持ちも分かります。ただ万一人にぶつけたとき、手を放れ道路にぶつかった携帯電話を心配する前に、まずぶつけた人を気遣ってください。そんな気持ちがあれば、ちょっと自転車を止めて携帯電話を使うことは、ごく当たり前のこととなるでしょう。
たばこぞうぜい
禁煙2年になろうかという私がいまさらどうこうもないのですが、
社会保障費の負担増に対してタバコの増税がまた浮上しているようです。
相変わらず取りやすいところから取るという姿勢が気に障ります。
最近の社会情勢的に喫煙者が年々減る傾向にありますし、
増税した分、喫煙人口が減って税収は減るという見方もあります。
まあ、私は別に嫌煙ではありませんが、
増税してマナーの悪い喫煙者が減ってくれた方がいいかなんて考えたりもします。
指割れ靴下
指一本ずつに分かれた靴下をいただきました。品物の存在は知っていましたが、手にするのは初めてです。マサニコレハカッキテキ、さぞかし温かいだろうと、寒波の週末に試してみました。
ところが、頭に思い描くのと実際とでは、ちょっとギャップがありました。自由に動く手の指と違って足の指は思うに任せず、はきずらいこと、はきずらいこと、これでは急いでいるときにはいらいらしそうです。指一本ずつを覆うので温かいイメージでしたが、そうでもありません。思うに、手袋をしていても指がかじかむときがあり、そんなときは手袋から手を出して、握りしめたりします。実は指と指が触れ合っている方が温かく、手袋の場合は作業性で分かれているのかもしれません。
指一本ずつに分かれたこの靴下、指を広げて踏ん張る作業には良いようで、ゴルフなどにはよいかも知れません。一般使用には、製造コストに見合っていないのではないか、が私の感想です。
薬のネット販売規制
薬のネット販売への規制が論議されています。恥ずかしながらこの論議がニュースとなるまで、薬がネットで手に入ることを知りませんでした。確かに老齢化や、女性の社会進出で自宅に居ながらにして購入できるネット販売は、いずれの商品にしろ便利で、規制がなければ広がりをみせるのは当然と言えます。
今回の薬事法の改正案は、市販が認められている薬を1~3類に分類し、1、2類は薬局での対面販売、3類のみネット販売許可。認められるのはビタミン剤程度で、通常の風邪薬もネットでは購入できなくなるようですが、薬害に係わる団体からは、それでも手ぬるいと全面禁止を求めています。
確かに薬害の点からみれば、インターネット販売は、購入者との直接会話を介さず、リスクを未然に防ぐ機会が失われるとの反対意見には頷けますが、今までの薬害に見る限りでは、販売方法に起因していたのではなく、その前段階の認可や警鐘対応のまずさに起因しており、消費者の利便性を損なうのとを天秤にかければ、もう少し後者に譲ってもいいのではという気がします。
訴訟に怯えることを考えれば、その根を絶っておきたい気持ちは分かりますが、もう少し自己責任の考え方を広めても良いのではないでしょうか。自分で選ぶ薬ならば、しっかり調べるでしょうし、不安があればネットでは購入せず、医者に診断を仰いだり、お店で薬剤師に相談すると思うのですが、如何でしょう。
こくせきほう
国籍法の改正案がひっそりと成立するようです。
これは未婚の外国人母と日本人男性の子どもの国籍取得要件から
両親の結婚を削除するというものです。
日本人男性の認知があれば婚姻は必要ないというわけです。
最大の問題点は、偽装認知が横行する危惧があることです。
刑罰がぬるい(20万円以下の罰金または懲役1年)
審査がぬるい(自己申告と聞き取り調査のみ)
はっきり言ってザル法です。
出生後に認知された「子供」がさらに別の「子供」を認知して、
その「母親」が特別在留資格を得ていきますので、
ねずみ算的に日本という国は移民国家になってしまうでしょう。
そしてこの事実をマスコミが報じないというのがさらに悪い。
ネットでは早くから問題になって抗議のFAXを送ったり、署名活動をしたりしていますが、
まあ黙殺されて終わるでしょうね。
裁判員制度
あなたの元には届きましたでしょうか。私には届いておりません。例の裁判員制度の栄えある初年度の認定通知です。
生まれてこの方くじというものには縁がなく、今回は350人に一人とはいえ、「他人事」の大部分の内の一人となることでしょう。指名されたとき辞退を考えるか、受けるかは二分される処ですが、私の場合はこの歳での新たな仕組みですので、もしそうなれば受けてはみたい気持ちです。
勉強不足で、そもそもこの裁判員制度を始めようとする理由が今一理解できません。今の裁判官に欠ける嫌いのある一般人の概念を裁判に取り入れることと聞くのですが、一般人が法を学ぶより裁判官が一般の概念に触れる方が余程容易いと思うのです。ただ我々一般人が犯罪の裁判に直に、しかも客観的な目で触れ、下した判決に責任をもつことは、当事者以外は今まで人ごとであった犯罪そのものへの意識が高まり、断罪の思いは犯罪の防止・減少につながる気がします。
私はその典型ですが、人は自分本位に物事を考え、都合の良い他の人の意見に引きずられやすいものです。それが多数の意見ならば尚更のこと。あなたが指名された人ならば、ちょっと古い映画ですが、ヘンリー・フォンダ主演の『十二人の怒れる男』を事前に見ることをお奨めします。
迷惑メール
4月30日に成立した改正迷惑メール法(特定電子メールの送信の適正化等に関する法律)がいよいよ来月から施行されます。「未承諾広告」の文言をタイトルに入れることや、今後の受信を拒否ができる「オプトアウト方式」から、事前に了解を得ていないとメール送付は認めないと改正され、罰金も1000万円までに引き上げられました。
先の法律の施行直後には、「未承諾広告」の文字が踊りましたが、時が経てばその文言のない迷惑メールがわんさか。アダルトや出会い系が多く、送信者の特定ができるのかどうか疑わしいとの思いは、経済産業省の頭をもよぎっているのでしょう。なるべく情報を集めるべく、該当するメールは専門機関である日本産業協会(spam-in@nissankyo.jp)までそのまま転送してほしいと呼びかけています。
当店にもホームページでメールアドレスを公開していることもあって(いや公開していようがいまいが一緒でしょうが)、たくさんの迷惑メール。ありがたいのかも知れませんが、煩わしきことこの上ありません。サーバー側で振り分けをしていますが、「注文メールが紛れていないか」とタイトルだけ見るのも厄介です。
せっかくだから上記に転送してみようかとも思いますが、転送しようとすると本文が開いてしまい、相手の手に乗るようで悔しくもあります。本文を開かずに転送って可能なのでしょうか。私には知識がありません。ご存じならばお教えください。
歯
私の嫌いなものの一つが歯科医院です。生来歯が弱いこともあって、歯医者通いは子供の頃から。注射を怖がる子供がいるように、あの歯を削るドリルがギーンと回転音を上げると、私の場合この歳になっても体が硬直します。
歯医者さんもピンキリ、今から思えば就職直後の歯医者がひどかった。勤務先が故郷から離れていたため、近所の評判など分からず、一度飛び込むとそこで治療を続ける以外ありません。
今病院では、インフォームドコンセントが常です。病の大小にかかわらず、病人にとって良くも悪くも治療手順と結果予測を伝えていただくのは、自分の置かれている状況が把握できるとともに、自分なりの決断ができ、心の整理もつきます。直接生死に結びつかないにせよ、歯の治療にもこれが必要な気がします。虫歯でも、進行はどの程度なのか、どれほどの治療が必要なのか、治療後の姿はどうなるのか、いったいどの程度の期間がかかるのか、今はもうまな板の鯉状態です。
インプラントの治療も各所で行われるようになり、歯の再生技術の研究成果も出てきていますが、自らの歯に勝るものは当分ありません。先を見越して行動することは何事にも利のあることですが、歯に関しても大いに言えることです。私の経験から、若い人には特に歯のケアーを奨めます。
せんどうしゃ
最近、ニュース番組で意見を言うことが多くなりました。
情報バラエティ番組とかいうスタイルの番組も増えています。
その中に出てくるコメンテーターの発言には眉をひそめたくなるようなものも多々。
マスコミはニュースを客観的に伝えればいいのであって、
世論誘導や扇動をしてどうするという思いがします。
所詮、営利企業でしかないわけですから、
スポンサーの都合で番組を作るのは当然ですが、
自分たちが正しいとふんぞり返っている姿を見て不愉快に思わないわけもなく。
まあ、だからマスゴミなんて言われるわけですけどね。