共通の中の異質

 本ブログで何度も引用をさせていただいていますが、JMM(※1)への冷泉彰彦氏の投稿にはいつも新たな発見を覚えます。
 最新の中で、パイレーツの桑田真澄投手の負傷について触れている事柄もその一つです。引退をしてもおかしくない年齢で、大リーグにチャレンジする彼が思わぬ負傷をおったのは誠に残念なことです。「審判三人制」に対する配慮が足りなかったとされているようですが、センター前に落ちたボールに対する桑田投手のバックアッププレーは「隠れたファインプレー」であって「不注意」でも何でもなく、よけるべきなのは審判の方、そもそも、アメリカ野球では「バックアップ」が日本野球のように守備の基礎動作の中にシステム的に組み込まれてはおらず軽視されている。と氏は述べています。
 野球はアメリカから学んだもの、その野球という共通のスポーツの中でも人種間で考え方の隔たりがあることにはちょっと考えさせられます。
 折しも日本のプロ野球界は裏金問題で揺れています。まさかこれはアメリカから学んだものとは言えますまい。暗黙の事柄だとも聞こえてきますから、またぞろぞろと尾を引くことでしょう。桑田真澄投手の基本に忠実なプレイに思いを馳せている中で、なんとも次元の低いことです。

(※1) http://ryumurakami.jmm.co.jp/

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ばんぐみかいへん

 番組改編時期は大量の特番と新番組でハードディスクレコーダーの容量があっという間に一杯になってしまいます。
毎日毎日数時間の録画データが増え続けていますが、
そもそもそんなに見る時間がありません。
自転車漕ぎ運動をしている1時間は見る時間として確定していますが、
テレビばかりをそうそう見続けてもいられない訳で。
新番組の方は1,2週間で取捨選択が完了して消費できる範囲に収まるのですが、
取捨選択をするためには1話目を見なければいけません。
飛ばし見、ながら見を駆使して処理を進めていくことになります。
行き過ぎると娯楽なのか作業なのかわからなくなりますが。

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今朝の三輪山

 花冷え、花曇りの朝です。この地では今桜がちょうど見頃、三輪山は人の手の入っていない自然の山ですが、桜も自生していて所々に白く見ることができます。
 
 
 

今朝の三輪山

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リモコン

 昨日の朝日新聞の「リモコン危険」の文字が目にとまります。今朝も同内容で連載をされています。以前から大丈夫なんだろうかと思っていたことが実際に起こっているのですね。
 リモコンの便利さを享受するともうやめられません。メーカーもそういう消費者の心理を見越して、あらゆる機器にリモコンを採用します。でも知らない内にストーブがついていたなんてことになると惨事につながりかねません。国内の主要メーカーではリモコンのデータコードの割り振りを行っているようですが、中小メーカーや輸入品までの管理はできません。造るメーカーもさることながら、使う方としても何もかもリモコンに頼るのではなくむしろリモコンは不要だと見極めねばなりません。
 余談ですが、最近の車はほとんどがキーレスエントリーです。リモコンは放送電波のように周波数を割り振っている訳ではなく、赤外線の周波数にデータを乗せ、変調をして送っている訳ですからビット数を増やせば区別車両は増やせるはずですがそれでも限りがあります。極端な話8ビットとすると、257台目はどれかと同じなのですから、スイッチを押すと横の車が開いたりします。大丈夫なのでしょうか。

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ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  A Q 5
8 7 3 2
9 5 4
Q T 6
N
W   E
S
K J T 7 2
6
K 8 3
A K J 3

1S Dbl 1NT Pass
2C Pass 3S Pass
4S     All Pass

 コントラクトはSの4スペードです。WはハートKを取り、続いてAを出してきました。この後どうプレイしますか?

電気は嘘つかない

 調査会社のIDC Japanに依ると、2005年第3四半期(7~9月)の国内携帯電話端末市場に関する調査の結果、端末メーカーの出荷台数シェアでは前期トップのパナソニック モバイルコミュニケーションズを蹴落として、3位だったシャープが首位となったそうです。
 メーカーを名指しするのは良くないかもしれませんが、シェアNo.1になったからこそ、そのシャープに一言申したいことがあります。私と家内の携帯電話はシャープのちょっと古い機種、802SH、使い始めてしばらくの頃、どうキーを操作した後かは覚えていませんが、突然画面が真っ黒に、もう何も反応しなくなりました。販売店に持ち込んだ所、シャープから返ってきた答えは、「異常はありません。」
 使用頻度の少ない私は、その後もう一回、常時使用の家内はその後も何度か同現象を経験しています。電池を抜き取りもう一度入れ直せば復旧するということを知りましたので、そのまま使用を続けています。
 携帯電話業界ではめまぐるしく新機種が発売されます。(前述の調査報告がこの3月と遅いのも、それが要因でしょう。)携帯電話用のソフトを開発しているところは、納期に追われて大変だとの話も聞きます。次から次へと新機種の投入を迫られる業態では、設計ミスも起こりやすくプログラムのバグも出やすくなるのは必定です。問題はそれへの対応です。「異常はありません。」の一言では、シェアーNo.1の名誉が泣きます。電気器具でおかしな現象が起こったとき、「電気は嘘つかない。」が私の口癖です。

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百度

 中国で70%のシェアを誇ると自負する「百度」(※1)が日本に上陸してしばらく経つそうですので、私も覗いてみました。Googleに似たシンプルな画面、検索結果表示も実に迅速です。結果は他の検索サイトと異なりますので、違ったアルゴリズムを採用しているようです。
 なぜこれほどまでに中国でシェアを獲得しているのでしょうか。高まる検索エンジン・ナショナリズム(前編)(※2)、 同(後編)(※3)によればその理由は、Googleは早くに進出するも外国にサーバーを置き単に中国語に訳しただけであったのに対し、百度は著作権問題を抱えながらもMP3検索を初めエンターテイメント系サービスでインターネットの中心となる若者の心をつかんだ、スポンサー表示なしにスポンサーサイトを上位にランクする方式を長く続けてきた、インターネット直販の広告募集のGoogleは全国の代理店で募集する中国方式に遅れを取った、等があげられ、2005年に支社を設立しGoogle.cnを立ち上げるも中国政府の検閲を受けいれたため、そのフィルタリングでアクセス障害を引き起こしたり、本体のGoogle.comは外国にあるので、国際ゲートウェイを経なければならず、フィルタリングと相まってダウンロードの遅さで百度に致命的な差を付けらている、とのことです。
 果たして日本ではどのくらいのシェアを獲得するのでしょうか。MP3著作権侵害に対する中国での裁判では勝訴したのですが、日本ではどうでしょうか。新たな他にないサービスの提供がなければ、すんなりとシェアを伸ばすとは私には感じられないのですが、皆さんはいかがでしょうか?

(※1) http://www.baidu.jp/
(※2) http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070116/258796/
(※3) http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070219/262422/?ST=ittrend&P=1

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ひとつぶでにどおいしい

 私は以前に読んだ本を読み返すことが時々あります。
以前に読んでいるわけですから、あらすじは読み進めていくうちに思い出していきます。ですから別に新鮮味があるわけではありませんが、一種独特の安心感はあります。
同じ映画を何回も見るという方にはお分かりいただけると思いますが、自分の波長に合うものは何回見ても心地いいのです。
ふと頭から全部読み返したくなるときもあったりします。
巻数が多いとプチ読書週間に突入しますが、それはそれで楽しいものです。

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今朝の三輪山

 天気の移り変わりが速いです。昨日の快晴が嘘のように今朝はどんよりと曇っています。昼には雨の予報です。被災地の能登にも無情の雨が降りそうです。
 
 
 

今朝の三輪山

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地震

 遅い朝食の後、テレビを観ていると突然横にいた家内が、「地震?」 言われてみて初めて分かる程度だったのですが、天井の蛍光灯は揺れ、窓外の庭木が風によるとはみられない大きな揺れ方をしています。直後に速報が流れます。震源は能登、ここ奈良でこの揺れですから大きな地震です。
 不意に襲う一瞬の恐怖もさることながら、家屋倒壊の被害にあわれた方等は今後の重い負担がじわじわとのしかかります。折しも2年前の玄海島の復興の一部がやっと伝えられる中、被災者の落胆ぶりはいかばかりかとおもんみます。
 地震大国日本、地震には慣れているつもりでも、大きな地震ともなり被害状況が次々と報じられ、日頃「起きるぞ起きるぞ」と言われていない地域が震源であると、明日は我が身、天災とばかりあきらめてもおられません。
 地震予知は可能なのか? 耐震強度はどこまであれば良いのか? 事故隠しでたたかれている志賀原発、設計耐震強度はマグニチュード6.1~6.6、直下ではなかったもののすぐ近くで起こった今回の地震のマグニチュードは6.9。地震が起こるたびにそれなりの人がうんちくを述べますが、まだまだ科学は自然を掌握するに至らず、歯がゆい感じです。

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