雑誌広告

 ご存知、雑誌「暮らしの手帳」。語り口が穏やかで、なるほどと思う箇所も多く、女性がターゲットですが、男性が読んでも心が和む雑誌の一つで、購読をしていた時期もありました。その後節約し今は図書館で時どき拾い読みをする程度ですが、先日家内から「はいこれ!」と手渡されました。何のことは無い、著名医師に聞く例の「健康交差点」に「水虫治療」があるからです。その記事もさることながら今回の32号では、もう一つの記事に目が止まりました。
 創業時より、記事の言葉を借りれば、「何があっても、口止め料をもらっているようなものですから、その商品を批判することなどできません」と「外部からの広告は取らない」が一貫した理念です。普段はこのことを大きくは表に出しませんが、今号には「雑誌は広告のかたまりなのか」とそのあり方に警鐘を鳴らしています。
 一見出版社が主体的に取材をしたかのような「タイアップ記事広告」も取り上げています。記事にある”お金を払って取材をしてもらう”以外にも、取材のしやすさで取り上げる記事もずいぶん多いのではないかと思います。知っている商品ならば、「そんなわけないだろ」と思えるのですが、知らない商品、お店だと安易に記事を信じてしまいます。
 いかに出版部数を増やし、いかに広告収入を多くするかが編集者の力量とすれば、これ程読み手が馬鹿にされていることはありません。広告収入なしで発行を続けるのは至難のわざと思いますが、「暮らしの手帳」には、今後も生き続けていただきたいと望みます。

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まにあった。

 無事に青色申告と確定申告、消費税の申告を期限内に終わらせることができました。
やれやれです。
帰宅後にPS3の電源を入れてみますと、最終セーブデータは2月15日でした。
つまり、そのあたりからやり始めたということですが、
切羽詰らないとなかなかペースが上がらないもので、
結局は毎年ぎりぎりになってしまいます。
去年の申告書類を見ても、期限当日。
今年の申告も期限当日でした。
いやはや。

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今朝の三輪山

 随分暖かくなりました。今朝も良い天気、逆光でまぶしくカメラの撮像素子が焼き切れるのではと心配になります。
 
 

今朝の三輪山

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エンロン

 この週末、レンタルDVDで「エンロン」を観ました。ご存じ当時全米第7位の巨大企業です。不正経理を疑ったジャーナリストの書き下ろしをベースに、元社員の話や内部資料を使って、急成長企業が2001年暮れ突然破綻した経緯を語るドキュメンタリーです。
 天然ガス、石油、電気のエネルギー分野からIT産業にまで手を伸ばし、売上げ利益優先、そのためには停電までさせたカリフォルニヤ電力危機への関与も劇中にでてきます。経営学のスタッフを多数取り込みデリバティブがメインの収益になり、不採算の買収分野の赤字等は先行利益の計上(こんな事ができるのかよく解りません)手法で隠し、不正経理がささやかれ始めると、経営者達は見かけの急成長で上昇した自社株を売り抜けし、発覚からわずか2ヶ月の破綻で従業員の手に残った株は紙切れとなり、融資先を筆頭に多額の損害をもたらしました。
 日本でも規模は違いますが同様の事が起こっています。経営トップのやりたい放題と言う点で広義に考えれば、今問題となっている国交省や社保庁も同様です。こちらはつぶれないし民事罰にされないだけにたちが悪い、オペラをつくるくらいなら、この映画を流してみてはいかがなものでしょう。

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ぶりっじばんざい

 問題です。 
 

  J 5
T 9 6 3
J 8 7 2
Q 6 3
N
W   E
S
A K 2
A 5 2
A 3
A K T 5 4

 コントラクトはSの3ノートランプです。Wはスペード4をリードしてきました。プレイプランを立ててください。

もやもや

 昨日の天声人語(※1)は実に痛快でした。一冊3000万円の冊子とは驚きです。一万円札を製本して3000ページですから、枕にして寝るなど以ての外、読むのももったいないくらいです。
 
 しかしこういう話を聞くとやるせなくなります。漱石が猫に言わしめて納得しているように、天声人語の書き手が痛快にこき下ろした後次の話題へと頭を転換してしまうように、ここぞと問いつめた民主党の細野議員も溜飲をさげてこれでよしのように、誰が責任を取るでもなく、無駄金が戻るでもなく、天下りが無くなるわけでもなく、一過性で時が流れて行き、「昔、そんなことがあったなぁ」で終わってしまう。自分の手の届かないところ故、実にはがゆい感じです。そんな私たちの気持ちを察してか、うすらとぼける国のトップの発言はあきらめの境地へと誘ってくれます。

(※1) http://www.asahi.com/paper/column20080313.html

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国産 春雨

 中国製冷凍ギョーザ問題を契機として、当店の春雨のページに多くのアクセスをいただくようになりました。その大部分が「国産 春雨」の検索ワードでの来店、更にその内の半数ほどが「国産 緑豆春雨」ですので、皆さんの参考のためにここに書き留めておくことにします。
 そもそも国産の春雨は、中国の緑豆春雨を模して国内生産の澱粉(馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉)を原料にしてつくられました。緑豆春雨は直径6~7mmのその名通り緑色の小さな豆から精製した澱粉でつくられ、細く透明性の高い腰の強い麺です。当初は高価な麺であったのですが、中国からはもちろんタイ、ベトナムなどからも輸入が進み、価格が急激に下がり、緑豆澱粉100%で無いものが更に価格を下げ、市場で春雨といえば「緑豆春雨」を指すようになりました。
 味付の悪さを除けばとても良い麺ですので、「国内春雨も緑豆澱粉でつくれば良いのではないか」との考えも出てきます。ただもやしの原料として緑豆が輸入されることはあっても、国内で緑豆を大量に生産している話は聞きません。国内での精製コストが見合わなくとも、精製された緑豆澱粉を輸入してコストを下げることは可能です。現にかなりの量が輸入されています。が、関税がかかります。農水省の枠内で申請して許可されれば若干関税は下がりますが、それでも緑豆澱粉の価格は、輸入される緑豆春雨の価格を上回ります。しかもそもそも輸入原料を使うのであれば「国産」とはなりません。
 市場価格とコストが最大の要因で、私の知る限り「国産 緑豆春雨」はありません。少なくとも緑豆澱粉50%以上の麺が製造ラインを流れているという話は耳にしません。今後もコストの面から、国内産の緑豆春雨を市場が受け入れることはないと思います。
 
 余談ですが、「輸入された緑豆澱粉はどこに使われてるの」との疑問が出ることでしょう。実はほとんどがお菓子屋さん、特に和菓子屋さんで使われています。

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今朝の三輪山

 快晴です。春の訪れ、3月末から4月初めの気温まで上昇するとの予報です。
 春といえば花粉、重ね着が一枚減りましたが、その代わりマスクが増えました。
 
 

今朝の三輪山

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光回線

 自宅へのこの田舎の狭い道路、最近よく工事車両にふさがれます。警備員の指示に従いそろそろの運転です。工事車両の看板を見ると、電話工事のよう。恐らく光り回線の工事でしょう。
 関西電力系、NTT系、それにNTT回線を間借りして独自展開するプロバイダー、コマーシャルではありませんが、今がタイミングとみて、宣伝合戦が熾烈で良く電話がかかってきます。この田舎へもシェアー獲得の波が押し寄せてきているようです。
 「高くない」は宣伝文句ですが、高いか安いかはどういう使い方をするかで評価が変わります。携帯電話中心で一般電話を使用しない人には、IP電話との組み合わせで安いと言われてもピンとこないでしょうし、大量のファイルをネットとやり取りする人には、その快適さで安いと思うことでしょう。
 私の場合には、ADSLで特に不便を感じていませんので、若い世代の希望に逆らって光への転換は模様眺めです。むしろ、光回線が通常となり大量のファイルのやり取りで回線を圧迫し、今の携帯電話のように情報量の大小で使用料を決めようという動きの方が気がかりです。

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