ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  K 7 3 2  
J T 7
A J 2
9 6 4
J 9 N    
9 8 6 2
W E  
   
T 9 7 5 3    
K 3 S    
       
   
   
 
 

 コントラクトはSの3NT。Wのあなたはダイヤの5をリードします。ダミーから2、パートナーはKで取り、ダイヤ8を返します。SのQをダミーのAでオーバーテイクした後クラブのフィネスに来ます。さてあなたはどうプレイしますか?

ぶりっじばんざい

 答え(1月20日分)
 

  Q J 8 5  
A 9 7 3
4 2
J 6 5
T 9 6 2 N K 7 4
J 6
W E  
8 4
A 9 Q T 7 6 5
K Q 7 4 2 S A T 8
  A 3  
K Q T 5 2
K J 8 3
9 3
 

 オポネンツ各々の点数はさほどないことを念頭にプレイを考えます。
 コントラクトが3Hの場合、もう2トリックの余裕があり、ダイヤで2トリック取られたとしてもスペードのフィネスが成功すればコントラクトはメイクします。トップオブシーケンスのリードでWの手にはクラブK、Qがあり、ダイヤAがWの手にあるとすれば、点数からスペードKはEの手の確率が大でフィネス成功の確率も大です。そこでダイヤKをプレイします。JでフィネスをしQで取られ、スペードKがWの手にあれば最悪です。
 コントラクトが4Hの場合、クラブで既に2トリック、ダイヤで少なくとも1トリック取られますから、スペードのフィネスの成功は絶対条件です。ですのでスペードKはEの手にあるものとして考えます。すると上とは逆にダイヤAはWの手にある確率が高く、コントラクトを成功させるためにはEにダイヤQを期待してJでフィネスする以外ありません。

ぶりっじばんざい

 答え(1月6日分)
 

  Q T  
A J 4 3
J 6 3 2
9 4 3
9 7 5 4 N K 8 6 2
8 2
W E  
K 7
K 9 5 Q T 8 4
K Q J 8 S T 7 2
  A J 3  
Q T 9 6 5
A 7
A 6 5
 

 どちらかのフィネスが通ればいいと悠長には構えておれません。この場合スペードのフィネスは必ず通らないとコントラクトはメイクしませんので、ハートのフィネスは考えず、クラブを取った後ハートQ(Kをかぶせてくれればありがたいので)をAで取り、スペードQをプレイします。フィネスが成功すれば、三枚目のスペードでダミーからクラブのルーザーを捨てることができますので、コントラクトはメイクします。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  Q T
A J 4 3
J 6 3 2
9 4 3
N
W   E
S
A J 3
Q T 9 6 5
A 7
A 6 5

 WのオープニングリードはクラブのKです。パートスコアがあり、ビッドが3Hで止まった場合では、スペードとハートのフィネスのどちらかが通れば良いので、まずハートのフィネスをし、次にスペードのフィネスをすれば良いのですが、ゲームをねらってコントラクトは4Hまで行きました。さて、プレイプランを立ててください。

ぶりっじばんざい

 答え(12月23日分)
 

  7 8 5 2  
K Q 7 5
Q J 7 2
7
A J N K 4
J 8 2
W E  
T 9 6 3
K T 6 A 9 8 4
Q J T 9 6 S 8 4 2
  Q T 9 6 3  
A 4
5 3
A K 5 3
 

 3枚目のハートでダイヤを捨てた後、続けて4枚目のハートをリードし、ラフをしないでダイヤを捨てれば良かったのです。
 この後は相手がどうプレイしようとも切り札の別れが良いですから、二度切り札で負ければ残りは取れてコントラクトはメイクします。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  7 8 5 2
K Q 7 5
Q J 7 2
7
N
W   E
S
Q T 9 6 3
A 4
5 3
A K 5 3

 コントラクトはSの4スペードです。見てのとおり、ダイヤをリードされるとダウンは必至ですが、幸運にもWはクラブのQをリードしてきました。これをAで取りハートを3枚取って手からはダイヤを捨てます。
 これでダイヤのルーザーは1枚で済みますから、切り札スペードの良い別れを期待してダミーからスペードを引き10をプレイ。WはこれをJで取り、ダイヤ6をリードしてきます。EはAで取った後、4枚目のハートをリードしてきます。ディフェンスのこのプレイで、例え切り札スペードが2-2の良い別れであってもダウンが確定してしまいました。元々少し無理なコントラクトですが、条件が良いとしてどうプレイすれば良かったでしょうか?

ぶりっじばんざい

 答え(12月9日分)
 

  A K Q 9  
K 8 7
9 8
K Q 7 4
J 8 4 2 N T 6
6 2
W E  
Q T 4
A K 7 6 Q T 4 3
T 8 5 S J 9 6 3
  7 5 3  
A J 9 5 3
J 5 2
A 2
 

 ハートのフィネス自体は、ハートの別れがどうであれ、1トリックしか取られない安全プレイで問題はありません。しかし実際のプレイではEに10で取られ、ダイヤのQを返されハートKでのラフを強いられたのです。ダウンのしそうも無い手で結果1ダウンの大失敗です。
 ハートのフィネスをする前に、クラブでダイヤを捨てておくべきだったですね。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  A K Q 9
K 8 7
9 8
K Q 7 4
N
W   E
S
7 5 3
A J 9 5 3
J 5 2
A 2

 コントラクトはSの4ハートです。WはダイヤA、Kと取り、次いでクラブにリードを替えてきました。SはこれをAで取ります。もう一枚取られても良いですから、切り札がどちらかの手にQ-10-x-x とあっても良いように、安全プレイでハートAを取り、次いでハート3をリード、Wから6が出たのを確認してハート8でフィネスをします。ところがこれが大失敗。どう失敗だったのか、考えてみてください。

ぶりっじばんざい

 答え(11月25日分)
 

  7 4  
A 7 5
A
K T 8 6 4 3 2
K J 9 3 N A T 8 5 2
Q T 2
W E  
9 8 6 4
7 2 K 4
A Q 9 5 S J 7
  Q 6  
K J 3
Q J T 9 8 6 5 3
 

 スペードAを取り、ダウンのためのもう1トリックをパートナーに期待するところですが、この場合左のハンドでそうすると、切り札ダイヤを全部取られて最後の三枚になるとき、パートナーはクラブとハートでスクイズにまんまとはまってしまいます。
 答えは左のハンドを見れば歴然でしょう。そう、ハートをリードすればSは更に2トリック取られることを防ぐ手段はありません。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  7 4  
A 7 5
A
K T 8 6 4 3 2
    N A T 8 5 2
   
W E  
9 8 6 4
    K 4
    S J 7
       
   
   
   
 

5D All Pass    


 少しでも他よりポイントをあげたいデュプリケートブリッジならではの大胆ビッドです。オープニングリードでパートナーはクラブAを取りに来ました。ところがダミーの手を見て愕然、案の定ラフをされ切り札Aでダミーに入った後クラブKでスペードを捨てられました。Sはクラブをラフして手に戻り、ダイヤQをリード、EのあなたはKで取ります。さて次のリードは何にしますか?