ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  A Q 5  
8 7 3 2
9 5 4
Q T 6
8 6 N    
A K Q 4
W E  
   
A T 7 2    
8 5 2 S    
       
   
   
 
 

1S Dbl 1NT Pass
2C Pass 3S Pass
4S     All Pass

 コントラクトはSの4S。WのあなたはハートKをリードします。パートナーは5、Sは6です。さてあなたは次に何をプレイしますか?

ぶりっじばんざい

 答え(3月31日分)
 

  A Q 5  
8 7 3 2
9 5 4
Q T 6
8 6 N 9 4 3
A K Q 4
W E  
J T 9 5
A T 7 2 Q J 6
8 5 2 S 9 7 4
  K J T 7 2  
6
K 8 3
A K J 3
 

 ダイヤKが取れれば問題はないのですが、ビッドでWがダブルをかけていることから、ダイヤのAはWにあるとみなければなりません。するとハートで一枚、ダイヤで3枚のルーザーですので、コントラクトをメイクするためには手のダイヤを一枚捨てる必要があります。そう考えると取るべき手段はダミーリバーサルです。幸いにして切り札の別れは3-2で、ダミーへのエントリーはクラブで2枚とスペードで1枚の三枚がありますので、このハンドでは成功します。
 ハートAをラフした後、ダミーに二度入りハートをラフします。切り札を狩りきり最後のダミーの切り札で手からダイヤを捨てます。後は残りクラブを全部取り、ダイヤ二枚を献上すればコントラクトはメイクします。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  A Q 5
8 7 3 2
9 5 4
Q T 6
N
W   E
S
K J T 7 2
6
K 8 3
A K J 3

1S Dbl 1NT Pass
2C Pass 3S Pass
4S     All Pass

 コントラクトはSの4スペードです。WはハートKを取り、続いてAを出してきました。この後どうプレイしますか?

ぶりっじばんざい

 答え(3月17日分)
 

  A K 9 3  
8 4 3
9 6 2
J 6 3
T 7 6 4 2 N Q 8
W E  
K T 9 5
A K T 8 7 5 4
9 8 4 S Q T 7 5 2
  J 5  
A Q J 7 6 2
Q J 3
A K
 

 ダイヤJがWの手にあればJをリードしてくるはずですので、JはSの手にあるはずです。そこで喜び勇んでラフをしたいところですが、左図をご覧ください。ダミーにはスペードで二つのエントリーがありますので、ラフをした後何をプレイしてもSは二度ハートのフィネスをして難なく残り全てを取り、コントラクトをメイクできます。
 ここはエントリーを消す意味で、スペードを捨てます。そうすればSがどうプレイしようとも、ハートで2トリック取れますので、コントラクトをダウンさせることができます。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  A K 9 3  
8 4 3
9 6 2
J 6 3
    N Q 8
   
W E  
K T 9 5
    5 4
    S Q T 7 5 2
       
   
   
   
 

 コントラクトはSの4H。パートナーはダイヤK、Aと取り、更にダイヤの8を続けてきました。Sはダイヤ3とQをプレイしています。さてあなたは何をプレイしますか?

ぶりっじばんざい

 答え(3月3日分)
 

  Q 2  
A K 8 5 4
K Q 5 4
Q 6
K 9 5 N T 8 6 4
6
W E  
T 9
J 9 7 A T 2
A K J 7 4 3 S T 9 5 2
  A J 7 3  
Q J 7 3 2
8 6 3
8
 

 コントラクトがダウンするとすれば、スペードで1枚、ダイヤで2枚取られる場合です。それを防ぐためにどちらから先に手をつけるかですが、先にダイヤをプレイすると考えてみます。もしKまたはQがEのAに捕まえられると、スペードKはWにある確率が高く、最悪の結果となります。逆にスペードが先では、手からスペードをリードしてQがEのKに捕まえられたとして、ダイヤAはWにある確率が高いですから、ダイヤで2枚取られる事は防げます。WにスペードのKがあったとすれば、スペードA、Jでダミーのダイヤを捨てることができますので、これまたコントラクトはメイクし、こちらの方が正しいプレイと言えます。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  Q 2
A K 8 5 4
K Q 5 4
Q 6
N
W   E
S
A J 7 3
Q J 7 3 2
8 6 3
8

1C Double 2C 2H
3C 4H  All Pass

 WはクラブのKを取り次いでクラブAをリード。Sのあなたはこれをラフし切り札を2回で狩り切りました。さて次のプレイはどうしますか?

ぶりっじばんざい

 答え(2月17日分)
 

  T 6 4  
8 3
A K 5
J T 7 4 2
7 N K Q 9 8 5 3 2
A Q J T 6 4
W E  
9 5
Q 9 3 J 7 4
9 5 3 S 8
  A J  
K 7 2
T 8 6 2
A K Q 6
 

 四人の手がみえていても、プレイを間違えれば怖いということでしょう。
 クラブで手に戻れる内にダイヤを処理します。手からダイヤをリードしWからQが出なければA、Kで取ります。Qが出れば取らせてしまえばアンブロッキングは成功せず、コントラクトは方針通りに成功です。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  T 6 4  
8 3
A K 5
J T 7 4 2
7 N K Q 9 8 5 3 2
A Q J T 6 4
W E  
9 5
Q 9 3 J 7 4
9 5 3 S 8
  A J  
K 7 2
T 8 6 2
A K Q 6
 

1C Pass 3C 3S
3NT  All Pass


 Wのオープニングリードはスペード7、方針はEのQをAで取り、クラブを全て取った後ダイヤA、Kと取って三枚目のダイヤをWの取らせれば、ハートが返ってくるのでコントラクトはメイクする、というものでしたが、相手のすばらしいディフェンスでダイヤA、Kの時にWはQを捨ててしまい、三枚目のスペードでEの手に入った後、スペードKを取られハート9がリードされて、コントラクトはあえなくダウンとなりました。
 さて、どうプレイすれば良かったでしょうか?

ぶりっじばんざい

 答え(2月3日分)
 

  K 7 3 2  
J T 7
A J 2
9 6 4
J 9 N Q 8 6
9 8 6 2
W E  
A 5 3
T 9 7 5 3 K 8 4
K 3 S 8 7 5 2
  A T 5 4  
K Q 4
Q 6
A Q J T
 

 Kのガードが一枚ですから、普通はここで取らないとAで取られてしまいます。が、このコントラクトを落とすにはダイヤのJを除いた後再度手にリードが入らねばなりません。クラブKは唯一のエントリーですし、Sはもう一度フィネスをかけてくるでしょうから、ここはクラブ3をプレーしフィネスが成功したかに見せます。
 左の手ではハートをエスタブリッシュすれば簡単に9トリック取れますので、Sは当然の事ながらハートをリードしてきます。パートナーのEはこれをAで取りダイヤを返してくれるでしょうから、そうなると次のフィネスの失敗でコントラクトを落とすことができます。