ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  9 8 7  
A Q J 7
K 3
9 7 4 2
5 N Q J T
9 8 3 2
W E  
T
Q T 8 4 A J 6 2
K J 6 3 S A Q T 8 5
  A K 6 4 3 2  
K 6 5 4
9 7 5
 

 コントラクトはSの4Sです。ダイヤ一枚をダミーでラフできれば、切り札で一枚、ダイヤで二枚のルーザーで、コントラクトは簡単なのですが、敵もさるもの、Wは切り札スペードの5をオープニングリードしてきました。これだとダイヤで相手にリードが入ればスペードを返してきますので、ダイヤのルーザーを処理仕切れません。4人の手が見えていますが、ハードなハンドです。どうプレイしてコントラクトをメイクしますか?

ぶりっじばんざい

 答え(1月5日分)
 

  A 6 5 3  
J 9 8 5
A
K T 9 4
K Q J 9 N T 8
Q 3
W E  
T 6
9 7 5 3 Q 8 6 4 2
8 5 3 S A Q J 7
  7 4 2  
A K 7 4 2
K J T
6 2
 

  6  
J
K T 9 4
J 9 N
W E  
9 Q 8
8 5 3 S A Q J 7
  7  
7 4 2
6 2
 

 切り札ハートの別れが良いとしても、スペードで二枚、クラブで悪くすれば二枚のルーザーがありますので、厳しいハンドです。
 Wのスペードはシーケンスのトップからのリードで、Eから返されないよう、5-1の別れの危険はあるものの、確率的に4-2の別れを期待して、一度目はダックし続くスペードをAで取ります。ブロックしているダイヤAを取り、ハートAで切り札を狩りながら手に戻り、ダイヤ10をダミーでラフ、再びハートKで切り札を狩ると良い別れでWからQが落ちます。ダイヤKでダミーからスペードを捨てると、左下図になります。
 ビッドでパスをしていることから、クラブAはEの手にあるので、クラブをリードしダミーからはKを出さず9をプレイします。さすればEはJで取った後何をリードしても、ルーザーを三枚に抑えることができます。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  A 6 5 3
J 9 8 5
A
K T 9 4
N
W   E
S
7 4 2
A K 7 4 2
K J T
6 2

 コントラクトはSの4ハートです。オポネントのビッドはすべてパスでした。WはスペードKをリードしてきました。プレイプランを立ててください。

ぶりっじばんざい

 答え(12月22日分)
 

  K T 7 3  
8 3
Q T 7
J 7 6 4
9 N Q 6 5
Q T 9 4
W E  
7 6 2
J 8 4 2 A 9 6 5
A Q T 5 S 9 8 3
  A J 8 4 2  
A K J 5
K 3
K 6
 

 どうしてSはすぐに切り札を狩りに来ないで、ハートをリードしているのでしょうか? ビッドから見てポイントはありますし、切り札も長いですのであえて先にハートのルーザーをラフする危険を冒しているのはなぜでしょう? このプレイは、切り札スペードのQが抜けていて、どちらにフィネスをするべきか試していると見るのが普通です。
 あなたのリードからダイヤは4枚、パートナーの8-9のクラブのプレイからあなたのクラブも4枚と既に見られています。ここでハートも4枚と分かれば、あなたのスペードは一枚と判明し、パートナーのスペードQはフィネスに掛かってしまいます。そこでラフされるのを承知で、三枚目のハートリードに対しQをプレイして、スペードは二枚だと誤った判断をし向けます。Sが間違ってくれなかったにしても、損はありません。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  K T 7 3  
8 3
Q T 7
J 7 6 4
9 N    
Q T 9 4
W E  
   
J 8 4 2    
A Q T 5 S    
       
   
   
 
 

1S Pass 2S Pass
4S     All Pass

 コントラクトはSの4S。Wのあなたはダイヤ2をリードします。パートナーはAで取り、クラブ8を返してきます。Sは6、あなたはQで取って更にクラブAをリードします。パートナーからは9、SからはKが出ます。次にダイヤをリードしてSの手に入れます。SはKで取り、ハートA、Kを取り更にハート5をリードしてきます。さてこの後のディフェンスプランを引き継いでみてください。

ぶりっじばんざい

 答え(12月8日  分)
 

  K 6 4  
Q J 5 4
K J T 5
9 6
T 9 8 5 N J 7 2
9
W E  
8 7 6 3
9 8 7 6 2 A 3
A K 2 S Q J T 5
  A Q 3  
A K T 2
Q 4
8 7 4 3
 

 切り札のコントラクトではなるべく早く相手の切り札を狩りきるのが大原則です。この場合も切り札の別れが3-2であれば、そのまま狩りきるのが常套ですが、あいにく別れが4-1です。切り札が強いのでそのまま狩りきることもできますが、そうするとダイヤAを取られた後、ハートを取られてコントラクトはダウンします。
 ここでは一旦切り札狩りを止めて、ダイヤAを追い出します。ダイヤAに取られた後は何をリードされても手に戻りますから、切り札を狩りきれば後は全て取ることができ、コントラクトはメイクします。

ぶりっじばんざい

 問題です。 

  K 6 4
Q J 5 4
K J T 5
9 6
N
W   E
S
A Q 3
A K T 2
Q 4
8 7 4 3

 コントラクトはSの4ハートです。WはクラブK、Aを取り更に三枚目のクラブをリードしてきます。Sのあなたはダミーでラフをし、切り札ハートを二度取ります。Wは二枚目のハートでダイヤを捨てました。この後どうプレイするか考えてください。

ぶりっじばんざい

 答え(11月24日  分)
 

  8 7 5  
A K
A 9 6 4
A J 9 4
K Q T 9 N A J 4 2
T 2
W E  
J 4
Q T 7 3 K J 5 2
K T 7 S Q 8 3
  6 3  
Q 9 8 7 6 5 3
8
6 5 2
 

 スペードで二枚取られていますから、クラブにあるルーザーは残り一枚に抑えなくてはなりません。そのためにはクラブが3-3の別れでしかもK、Q、10の内K、10あるいはQ、10がWにあると期待してダブルフィネスをする以外に手段はありません。
 実際のプレイは、Sの手で三枚目のスペードをラフ、A、Kで切り札を狩った後ダイヤAを取り、ダイヤをラフしてSの手に戻り、クラブをリードしてWからK、Q、10が出なければダミーからは9をプレイします。EのQに取られますが、Eのダイヤリードをラフして再びクラブをリードし、Jでフィネスをします。このハンドのように条件が揃えば見事コントラクトをメイクすることができます。

ぶりっじばんざい

 問題です。 

  8 7 5
A K
A 9 6 4
A J 9 4
N
W   E
S
6 3
Q 9 8 7 6 5 3
8
6 5 2

 コントラクトはSの4ハートです。W・Eはスペードを2枚取り、更にスペードを続けてきます。この後どうプレイするか、プレイプランを立ててください。

ぶりっじばんざい

 答え(11月10日分)
 

  Q J  
J 4
8 7 6 4
9 8 6 3 2
8 7 4 3 N 9 6 5 2
8 6 2
W E  
A K 5
A J T 3 Q 5
T 4 S A J 7 5
  A K T  
Q T 9 7 3
K 9 2
K Q
 

 切り札ハートのA、Kを追い出せば、スペードで3枚、切り札で3枚そして今取ったクラブの一枚でコントラクトは成立、と安易に考えがちですが、もしその方針でハートをダミーのJに向かってリードすると、Eはこれを取り、クラブを返してきます。Sはハイカードでラフせざるを得ず、切り札ハートで3トリック取れなくなり、あえなく1ダウンとなります。
 Wがクラブではなく4枚目のダイヤをプレイしてくれればどうだったでしょう。Eがハイカードでラフしてくれれば今度は切り札で間違いなく3トリック取れますし、EがラフしなければSは手でラフしてこのトリックを含め切り札で3トリック取ることができます。したがってこの方針でプレイすればコントラクトはメイクできます。
 実際のプレイは、クラブをKで取った後、スペードA、K、10をプレイ、最後の10をダミーでラフし、ダイヤをリードします。これで先ほどの状況が再現でき、コントラクトは無事メイクです。