ぶりっじばんざい

 問題です。 

  K 8 2
A 9 5
J 4
K Q T 7 4
N
W   E
S
A Q J
K Q T 8 4 2
Q 3
J 2

 コントラクトはSの4ハートです。WはダイヤK、Aと取った後、スペード7をリードしてきました。Sにいるとしてプレイプランを立ててください。

ぶりっじばんざい

 答え(12月20日分)
 

  J T 8 4  
8 5
Q J T 4
K 7 3
K 9 7 6 N A 5 2
K Q 9 6 4
W E  
J 7 3 2
8 5 3 K 6
4 S J T 6 5
  Q 3  
A T
A 9 8 2
A Q 9 8 2
 

 このハンドのように、EがダブルトンのダイヤKならば、3NTはメイクします。ただちょと注意が必要です。
 WのオープニングリードのハートKをAで取った後、クラブKでダミーに入り、ダイヤQ、Jでフィネスします。この時、クラブのフィネスのために2度、ダミーへのエントリーが必要ですので、手のダイヤ2は捨てずに残しておきます。
 例えクラブの別れが、0-5であっても、クラブで4枚、ダイヤで4枚、ハートで1枚取れて、コントラクトはメイクします。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  J T 8 4
8 5
Q J T 4
K 7 3
N
W   E
S
Q 3
A 10
A 9 8 2
A Q 9 8 2

Pass Pass Pass 1C
2C Dbl 2H 2NT
3H 3NT All Pass  


 競り合いのビッドで、コントラクトはSの3NT。Wのキュービッドはボイドまたはシングルトンのクラブ、9枚以上のメジャーカードを示しています。WはハートKをオープニングリードしてきました。メイクするには難しいハンドです。メイクするための条件を考えてみてください。

ぶりっじばんざい

 答え(12月6日分)
 

  8 7 6 3 2  
K 6 3
K J T 3
3
K 9 N J T 5
A Q 9 8 7
W E  
T
5 8 7 6 4 2
A T 8 7 5 S Q 9 6 2
  A Q 4  
J 5 4 2
A Q 9
K J 4
 

 すぐに取れるトリックは6つ、コントラクトメイクのためには、あと3つを捻出せねばなりません。スートの長さでスペードがその候補ですが、ビッドと最初EからクラブQが出ていることから、残りのA、Kはもちろん、絵札のほとんどはWにあるとみなければなりません。結果、スペードのフィネスは失敗します。
 ただWが最後にダブルをかけていることから、ハートとクラブは5枚ずつの可能性が大ですので、スペードとダイヤは合計3枚です。それを確認するため、先ずダイヤAを取ります。W、Eからともにダイヤが出ましたので、Wのスペードは多くて2枚。そこでスペードAを取り、WからKが落ちなかったことを確認して、スペード4をWのKに取らせます。後は次に手に入った時点で、スペードQを取り、ダイヤでダミーに入れば、残りのスペードを取ることができます。
 もしスペードAでWからシングルトンKが落ちたときには、Eの手に入りクラブを返されるとダウンは必至ですので、スペードはあきらめ、ハートKを取りに行きます。ハートKを取らせてくれれば、ダイヤ残り3枚を取り、Wの出すカードに注目します。スペードQで手に戻り、Wの残りカードに応じWに手を渡せば、ハートJまたはクラブJで9トリック目を手にすることができます。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  8 7 6 3 2
K 6 3
K J T 3
3
N
W   E
S
A Q 4
J 5 4 2
A Q 9
K J 4

1H Pass Pass Dbl
2C 2S 3C 3NT
Dbl All Pass    


 コントラクトはSの3ノートランプです。Wはクラブの7をリード、EのQをKで取ります。さてこの後どうプレイしますか?

ぶりっじばんざい

 答え(11月22日分)
 

  7 6  
K 9 7 2
T 9 6
A Q J 5
T 9 4 2 N K Q J 8 3
Q J 8 5
W E  
A T 4 3
K 5 8
9 7 4 S T 8 6
  A 5  
6
A Q J 8 4 3 2
K 3 2
 

 パートナーがダイヤKを取った後、スペードではなくハートをリードしてきたのは、Sのスペードのシングルトンの可能性を嫌い、かつEのあなたがオープニングビッドをしていることと、ダミーのハンド及びSのクラブのプレイを見て、ハートAがあなたの手にあると確信したためと思われます。が、あなたからみればパートナーのスペードは4枚ですから、Sにもう一枚スペードがあることは分かっています。パートナーのリードのハートQは、ダミーからは2ですので取れていますが、そのままにするとパートナーがハートを続けてくるのは明かです。ビッドから見てSのダイヤは6枚か7枚、7枚の可能性の方が大です。とするとSのハートとクラブは0-4、1-3、2-2のいずれかです。2-2であればダウンは必至ですので論外ですが、0-4と見るか1-3と見るかでプレイは変わってきます。
 0-4と見ればハート3のプレイで良いですし、1-3と見ればパートナーがハートを続けてくると困りますので、Aでオーバーテクしてスペードを取ることです。ここはギャンブルでどちらが正解とはいえませんが、0-4であればコントラクトはメイクしますので、ダウンを目指してAのオーバーテイクをやってみたいところです。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  7 6  
K 9 7 2
T 9 6
A Q J 5
    N K Q J 8 3
   
W E  
A T 4 3
    8
    S T 8 6
       
   
   
   
 

1S 3D Pass 3H
Pass 4D Pass 5D
All Pass


 Sの5ダイヤモンドのコントラクトに対し、パートナーのWはスペード2をリード、ダミーから6、EのあなたのJはAで取られます。Sはクラブ2をリードしてダミーのJで取り、ダイヤ10でフィネスをしてきます。フィネスは失敗してパートナーはKでこれを取り、次のリードはハートQへと変更してきました。ダミーからは2です。さてあなたはA、10、4、3のうちどれをプレイしますか?

ぶりっじばんざい

 答え(11月8日分)
 

  A 6 3  
Q 9 7
A T 7 5 2
9 6
Q T 9 N J 8 4
6 4
W E  
J T 8 2
8 6 4 3 K J 9
A T 7 2 S J 4 3
  K 7 5 2  
A K 5 3
Q
K Q 8 5
 

 ビッドからみてSのハンドはスペード5枚、ハート4枚と思われましたが、ディフェンス側の別れが3-3であることを期待して、最初のスペードを負けにきたことから、4枚4枚でしょう。パートナーのクラブリードはパートナーのクラブが4枚を示していますから、Sのクラブも4枚、したがってダイヤはシングルトンです。
 2トリック目をこのままパートナーWが取ると、最初のクラブをSがKで取ったことで、EにQがあるとみてクラブを続けてくることでしょう。そうなればSは簡単にコントラクトをメイクしてしまいます。欲しいのはダイヤリードですので、2トリック目ではJでオーパーテイクし、ダイヤKをリードします。
 Sとしてダイヤを続けてくれればありがたいと、もしこのダイヤを取らせてくれるのであれば、次にクラブをパートナーに向かってリードします。最初のダイヤKをAで取ったとしても、9トリック目を取るのは困難で、1ダウンは必至です。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  A 6 3  
Q 9 7
A T 7 5 2
9 6
    N J 8 4
   
W E  
J T 8 2
    K J 9
    S J 4 3
       
   
   
   
 

1S Pass 2D Pass
2H Pass 2S Pass
3NT All Pass    


 Sの3ノートランプコントラクトに対し、パートナーはクラブの2をリードしてきました。ダミーからは6、あなたのJをSはKで取り、スペード2をリードしWの9にダミーから3を出し取らせてくれます。さてあなたのディフェンスプランを立ててみてください。

ぶりっじばんざい

 答え(10月25日分)。
 

  A  
6
K 8
7 5
7 N
T 9 7
W E  
J
Q J T
A J S 9 6
  K  
K Q 3
Q 8
 

 問題図を見ながら手順を追ってください。3トリック目、Wからの切り札スペードのリードをダミーの10で取り、ダイヤ3を9でラフします。切り札を狩りながらスペード5をダミーのQ、次いでダイヤ6をJでラフをします。ハート2をリードしてダミーのAで取ると、4人のハンドは左図になっています。ここでダミーからダイヤ8をリードしてKでラフをすると、Wはハートまたはクラブを捨てざるを得ません。いずれを捨てたにしろ、残り5トリックで4トリックを取ることができます。例えばWがクラブJを捨ててとすると、すぐにクラブ8をWのAに取らせれば、残りは全て取ることができます。ハートを捨てた場合も手順は簡単です。お考えください。