やりたいほうだい

米政府から公的支援を受けたAIGが幹部社員に巨額のボーナスを支給していたというのは、
あきれかえって笑ってしまいました。
しかも、一部はそのまま退職したという持ち逃げぶり。
サブプライムをはじめとする金融商品の損失で経営危機に陥ったのは
そもそも彼らの経営の失敗が原因でしょうに。
アメリカ流の法律と契約さえ守れば何をやってもいいという考え方が現れてますね。

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寂しい

 金曜日、朝日新聞のインターネット版asahi.comで、「麻生首相、なぜか視聴率男 不人気が人気の秘密?」(※1)なる記事を見ました。
 内容は記事に任せるとしても、タイトルからおよその趣旨は読みとれるでしょう。視聴率同様、読者の興味を引いたり、アクセスアップはネットでの必須事項とはいえ、読んでいてなんか寂しい気がします。
 朝日新聞といえば日本を代表する新聞、内容は分析をしているかの体をなしてはいますが、活を入れるでもなく、他のメディア同様ちゃかしている域を出ません。そもそも人気と称する様を作り出しているのはマスコミです。世論操作にマスコミが大きな力を持つことは今更言うまでもありません。言葉の端々を捉えてちゃかす前に、その大きな力を何に使うべきかを問うていただきたいものです。
 朝日新聞を日頃愛読しているだけに、読後感は寂しいものです。

(※1) http://www.asahi.com/politics/update/0311/TKY200903110243.html

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最盛期

 花粉最盛期です。マスクをして気をつけていたのですが、この10日の夜から急激に悪くなり、ついにダウン。体の水分は鼻を通じてどんどん排出されますし、目は涙を貯めた潤い満点、頭はどんよりです。
 大事をとって昨日、今日と工場には出勤せず自宅で寝込んでいます。今このブログも自宅で書いています。おっといけません。鼻水がキーボードに落ちそうです。こちらの方が大事に至る前に、今日は内容もなく切り上げます。
 皆さんもお気をつけください。

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ランニングコスト

 電気製品などを買おうとしたとき、それに付帯する物や使っていくのにかかる費用などはあまり予算として考えないものです。これは電気製品に限ったことではありません。よく見かける道路沿いの花壇や街路樹、造成予算は取るものの、その後の定期的メンテナンス予算を考えないため、花々は草に覆われ、みすぼらしくなると更に空き缶などのゴミ捨て場へと化しています。
 私の場合も、この一月購入したB5ノートパソコン、値下がりをじっと待って予算内には収まりましたが、その後、持ち運ぶためのソフトケースが欲しい、USB端末の小さな無線マウスが欲しい、と次々予算外の出費です。
 全体像が見えないと起こりうることですが、個人ならまだしも、公の機関ではこの辺りのことはしっかりとしてもらいたいものです。折からの予算シーズン、個人なら自らのお金ですが、自分の腹が痛むわけでもないのでそこそこに、とはくれぐれもお考えいただきませんように。
 
 追) 購入した中国製のマウスですが、USB端子に差し込もうとするときついきつい。今せっせとプラスチックのモールド部分を削り、程良い接触圧にまで薄くしようとしています。

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まいとしのことながら

確定申告の期限がせまってきました。
今、追い込みの作業中です。
毎年のことながら結局出来上がるのがぎりぎりになってしまいます。
追い込まれないとペースが上がらないんですよね。
夏休みの宿題以来の伝統です。

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知識欲

 ずきんをかぶった高校生に警察官が「お前はタリバーンか」と発言したことは、先日来いろんな報道機関で批判をされています。
 その警察官が強い紫外線を浴びると死に至ることがあるポルフィリン症を知らなかった(恥ずかしながら私も名前までは知りませんでした。)ことによるのでしょうが、もしそうであっても相手を思いやる気持ちがあれば、不用意な言葉は発せられなかったことでしょう。
 「生ぬるいことで、犯罪者が捕まえられるのか?」との意見もありますが、それが犯罪者検挙の手段の一つとするならば、いささかさもしいことです。
 警察官は時として相手を見下した態度をとる傾向があるように思います。以前お話しした交差点での出会い頭の交通事故で、その時、私の青信号主張を嘘と決めつけて、罵声の限りをつくす警察官に当たりました。声が部屋中に響き実際の担当者が出てきて、「彼はその筋の人を相手にしていて、口悪が仕事だから。」 
 こんな経験をすると警察に協力する気持ちを人は持つでしょうか?
 
 追) 歳を重ねるたびに人の持つ欲を一つずつ無くしていきます。知識欲もその一つです。この件のように、知らないことで相手を傷つけたり、自らが被害を被ったりします。私も既にいくつかの欲を無くしてしまいました。新しい知識についても、つい若い者に任せようとしてしまいます。気を付けねばとは思うのですが・・・。

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ネットが一番

 ロイターの記事のようですが、ドイツでの調査で、「恋人か車かネットかどれか一つを選ばなければならなくなったとすると、何を選ぶか」の問に、19~29歳の回答者の約84%が「Webへのアクセスをあきらめるくらいなら、今の恋人や自動車を手放す方を選ぶ」と答えたそうです。
 この結果に驚くか納得するかは、人によって分かれるところでしょう。私も最近「またパソコン開いてる」と家人から蔑視の目で見られます。「他にやることないの」とでも言いたいのでしょう。
 私に言わせると、そもそもテレビが悪い。最近引きつける番組が少ない。他愛もないネタに必要もない取り巻き連中がわんさかいて、彼等だけで盛り上がってる。その連中があっちもこっちもだからもはや食傷。それにネットの更新情報を知らせるRSSのシステムはいけない。更新情報を知らせてくれるのはありがたいのですが、頻繁に見に行ってしまう。またそうしないと更新が早いので、溜まりすぎて記事を見るのにうんざりし、「情報を逃したのでは」と思うのが嫌でついついパソコンを開いてしまうのです。
 ただ私の年齢からすると、恋人よりもネットを選ぶ気持ちにはまだついていけません。日本もこの傾向を追随するとなれば、少子高齢化は止まりません。いや、ネットを共有する者同士が結びつき、逆にカップルが増えたりするのでしょうか。

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ついにやったか

西松建設から違法な企業献金を受け取っていたとして、
小沢一郎民主党代表の公設第一秘書らが逮捕されたというのは
ついにやったかという感じがしました。
時効が迫っていたこともありましたが、
秘書が否認しても有罪に追い込めるだけの材料が確保できたのでしょう。
政治とカネの問題が明らかになるたびに検察頑張れと応援したくなります。
今後の動向がちょっと楽しみ。

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春闘の結果や如何に

 不況風が吹きすさぶ今、世界各国で保護貿易が見え隠れし、その一方国際会議の席では、「保護主義に走らないよう各国が協調しよう」と建前のオブラート。いかに世界がグローバル化したとはいえ、不況下では自国の国民生活を守るため、なにがしらの保護主義はやむを得なくこの傾向は止まらないだろうと、素人なりにぼんやりと思うのです。
 土曜日、たまたまチャンネルをひねると、NHKでフランスの人類学者 エマニュエル・トッド氏のインタビュー番組をやっていました。その中で氏は「保護主義は是」との論を展開しています。国際貿易競争の中で、従業員に支払う賃金はコストという意識を払拭し、やがては会社に還元される資源と考え、大いに国内を活性化すべきだ、との論です。考えてみればいつまでも貿易黒字を続けるなど、世界経済の均衡ではあり得ないことなのです。
 春闘の時節柄、保護主義は別として賃金の件はまさに労働組合の主張通りです。日本を牽引する大企業のほとんどが輸出で成り立っていることを考えると、経営者がトッド氏の意見にどれだけ柔軟に耳を傾けるのか、はたまた春闘の決着は如何になるのか、興味が持たれます。

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Google Books 検索

 私のネットでの購入は、金額は別として数では本が一番です。そんなとき困るのが、内容が分からずタイトルから「だいたいこんな内容だろう」と購入する場合です。以前、タイトルが違うのに中身が全く同じ本を購入していまい、返品で不愉快な思いをしたことがありました。
 この程、Google Books 検索が米国内の訴訟で和解が成立し、過去の出版書籍の一部や全文がネット上で読めたりできる可能性が出てき、洋書を買う上では消費者にとってありがたいことです。(今も一部公開されていますので、参考になります。)
 国際条約(ベルヌ条約)により、この和解は日本の書籍にも適用されるようで物議をかもしています。あくまでも米国内で絶版となった書籍が対象で、しかも米国内からのアクセスしか効きませんので、我々にはあまりメリットが無く残念ですが、著作権者にとってはそのまま掲載を放置するか、対象から外すよう申し出るか、思案のしどころですし、この和解そのものへの異議も出ているようです。
 消費者の立場から見ている点もありますが、本も書けない素人の私には、ネットで公開されてもなんら差し支えないように思えます。広告や販売による収入の63%という有利な割合で還元されますし、良い本はネットで読むというより、手元においてゆっくりくつろいで読みたいと思うのですが、いかがでしょうか。

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