「2007年問題」をご存じでしょうか。少し前の「2000年問題」、これはコンピューターが西暦年を下二桁で判定していたために、2000年を1900年と間違えてしまう問題でしたが、今回はコンピューター関連以外にも係わる広範囲の問題といえます。
戦後日本の急成長を支えたのは、いわゆる団塊の世代。その人たちが2007年、定年のピークを迎えます。経済成長の道具としたのが、コンピューターであり、CPU内蔵チップを使った機器類。そしてそれらのシステム作りやプログラム開発を手がけたのが彼等なのです。トラブルが発生したとき、他人のシステムやプログラムの解読には随分苦労すると聞きます。「日進月歩の時代にまだそのような古いシステムを使っているのか」と思うのですが、2000年問題の時も、設計思想の中に世紀をまたいで使われることは入っていなかったのです。
手間と時間はかかりますが、新しいシステムに置き換えることは今の技術で可能です。置き換えができないのが熟練技術です。数年前から個々の会社内でこの技術伝承への取り組みが行われています。技術大国として留まっておれるか、結果が出るのは2007年から5年程の内でしょうか。更にこの轍を踏まえて高度・細分化されている今の技術開発をどう継承していくのか。とやもすると自分の中に権利を握っておこうとする風潮の中、来年は契機の年になりそうです。
年の始めに来年の話、技術に無縁の私は鬼と一緒に笑っておくしかありません。
ぶりっじばんざい
答え(1月7日分)
A T 4 2 | スペードはKで取られましたが、後々QとAが取れるのでルーザーが一つ消せると安易に6を捨てると、Aを取りに行くエントリーがなく、ルーザーを消す手段がなくなり万事休すです。 ここではQを捨てて、次にリードが入れば、切り札を狩った後スペード10でのフィネスに賭けます。もちろんEにスペードのJもあれば、ダウンは致し方ありません。 |
|||||||
Q 4 3 2 | ||||||||
T 4 2 | ||||||||
8 3 | ||||||||
J 9 8 3 | N | K 7 5 | ||||||
K J T |
|
A 9 8 6 | ||||||
K 9 7 5 | Q J 6 | |||||||
T 6 | S | 9 7 2 | ||||||
Q 6 | ||||||||
7 5 | ||||||||
A 8 3 | ||||||||
A K Q J 5 4 |
紅白
このブログでは、できるだけ仕事を離れて日々の雑感を綴るようにしていますが、たまには商品宣伝をお許しください。
今ホームページ(※1)では、期間限定のお買い得品として『祝い素麺』を販売しています。従来紅白の素麺といえば、紅は紅色の素麺を造り、白は通常の素麺を用い、両者を組み合わせたものですが、それでは一ひねり足りないとの遊び心で、あの細い一本の麺線を紅白に色分けして造り上げました。
もちろんご想像の通り、紅色の麺と通常の白の麺とを製造段階で重ね合わせ伸ばしていくのですが、普通に重ね合わせたのでは重ね合わせた紅白がはがれてしまいます。最近のマジックブームほどあざやかではありませんが、ちょっとおまじないを掛けています。それが何かは、口から出かかっているのですが、申し上げられません。
同じ色目で、『梅しそ素麺』があるものですから、「梅しその味がするのですか?」と訊ねられるのですが、梅もしそも入れておらず、特に味は付いていません。 「あなたの味に染まります」がキャッチコピーです。
(※1) http://homepage1.nifty.com/okina_miwa/
国際連合
町村前外相の国連総会一般討論演説での発言に続き、このほど谷垣財相がコフィー・アナン事務総長に、日本の国連分担金の比率について不公平だとの申し入れをしたとのニュースに、やっと日本の政治家も世界を相手にものが言えるようになったかという感を受けます。
1956年の加盟時には2%弱であったものが、その国の経済力を基礎に配分する決議のもと、急速な経済発展にものり、対外的にいい顔をしたいのか、あれよあれよと20%。不況に陥ったために前回の評価で落ちたものの、それでも19%台。常任理事国の英、仏、中、露を合わせても約15%で、それでも「日本は金は出すが人を出さない」と言われるのですから、仏の顔をいつまでも見せてはおれますまいといったところでしょうか。
日本の上をいく米国は、シーリングを設けて22%に下げ、確かに金額では世界一ですが、国益に見合うよう国連を動かす力があり、地の利で雇用人数も多く、国連からの発注の28%は受注しているのですから、日本よりそんなに多いとは言い切れません。それになんと言っても8億ドルほども滞納をしているのですから。
一番の問題ははたして国連は機能しているのか、ではないでしょうか。既にEUは国連を上回る通常予算ですし、自国の利益のために石油などの資源に群がる今の状況に、あまりに無力です。かなり大きな曲がり角に来ているように思われてなりません。常任理事国入りを目指している日本はどう考えているのでしょうか。
そにーたいまー
最近かなりの稼働率を誇っていたPSPの調子がおかしくなりました。
症状としては方向キーが入りっぱなしになるというもので、勝手にカーソルが移動していくのです。かなり再現性は高いのですが、カーソルの移動する速度は一定ではなく、方向キーを触ることによって変動します。方向キーのゴム接点がヘタれた可能性が高いと思われます。
インプレスの分解写真によると、消耗率の高い方向キー、ボタンの直下の基盤は独立していますので、修理に出すとゴム接点とともに、このパーツを交換することになるかもしれません。
それにしても、PSPの購入は2005年1月8日、調子がおかしくなったのは1月9日の深夜です。ちょうど保証期間が終わると調子が悪くなるというのは、噂の「ソニータイマー」発動ということでしょうか。ソニータイマー、恐るべき! 精度が良すぎます。
最近のソニータイマーは電波時計を内蔵しているというネタもありましたがうなずける話です。
ゴム接点と下の基盤。部品代としてはさほどの金額にはならないでしょうが、問題はぼったくりといわれる「技術料」です。オフィシャルサイトの修理代金は3,150円~15,750円と書かれています。
料金が書かれていない寿司屋のような怖さがあります。
最低額で済むようなら修理に出しますが、1万を超えるようでは買い直した方がまだマシです。
ジャンク品を買ってきて部品取りをし、自力でがんばるのはかなりリスキーですからできれば避けたいところではありますが。
素数
「最大素数発見」のニュースを目にしました。素数、小学生から大学まで、悪しきにつけ、良きあらずにつけ、永年おつき合いをいただきましたが、普通は2・3桁までのもの。前世界記録は780万桁、これでも気の遠くなる桁数ですが、今回は更に大幅に更新して910万桁。もう凡な私には想像もつきません。
「それがどうした」が私の率直な感想ですが、見る人が見ればその捉え方も違うのです。東大の平木教授の談話、「2万台以上のパソコンを同時に動かすソフトを作り、大規模計算を分散して行うことに成功した意義は大きい」が併記されています。これだけパソコンが行き渡りネットでつながっているのですから、大規模計算もスパコンに依らずともできるようになる、ということのようです。
されば大規模計算とはどんなものぞとお思いの方、例えば素数生成アルゴリズム・・(※1)などをご覧になればいいかもしれません。私などはすぐに寝られそうですので、これはこれで有意義です。
(※1) http://www.ipa.go.jp/security/fy14/crypto/prime_num/invest.pdf
ぶりっじばんざい
問題です。
A T 4 2 | コントラクトはSの3クラブです。ルーザーを数えると5枚(スペードで1枚、ハートで2枚、ダイヤで2枚)ですから、ルーザーを一つ減らさねばなりません。Wはスペード3をリードしてきました。WがKを含む4枚からのリードならば、スペードのルーザーはなくなり問題はないのですが、ダミーからローをプレイしたところ、EからKが出てきました。さあこの後どうプレイを続けますか? | |||
Q 4 3 2 | ||||
T 4 2 | ||||
8 3 | ||||
N | ||||
|
||||
S | ||||
Q 6 | ||||
7 5 | ||||
A 8 3 | ||||
A K Q J 6 4 |
でぃーえす、おそるべし
DSには全く興味の無かった私ですが、母君が「もっと脳をきたえる大人のDSトレーニング」のCMを見るたびに欲しい欲しいと宣うので少し調べてみました。
売れています。それもべらぼうに。
評価会社の推定では、2週で100万台という、とんでもない数字が出ていますし、
年末(クリスマス)年始(お年玉)の需要が任天堂の予測をも上回る伸びを示し、
各地で深刻な品不足が発生。任天堂のホームページでも「ニンテンドーDS 品切れのお詫び」なる文章が掲載されており、オークションでは高値が付く始末。
DS、恐るべし!です。
とっつきやすく、すぐ終わる(飽きる)タイプのゲームがほとんどで、DSを買ったとしても私がやるようなゲームはないのですが、ライト層を強烈に取り込んでいます。
サウンドロゴ
「サウンドロゴ」ってご存じでしょうか。私は訴訟騒ぎで初めてこの言葉を知りました。社名や商品名を短いメロディーで歌うコマーシャルソングです。誰もが二つや三つ、すぐに思う浮かべることができるほど多用されています。
今回の争点はこのサウンドロゴに著作権があるかないかですが、使用する会社側にとっては、単に社名を歌っているだけと主張し、作者は短いが故に印象づけることは難しく立派な著作物だと主張しています。著作権が認められれば、今コマーシャルをしているほとんどの会社が、新たなしかも継続的な出費を強いられることになり、大きな痛手です。
素人の私から見れば、法律とは実に曖昧な部分が多く、その時代の世情で判決が逆転したりします。今は人の権利を多く認めようとする風潮に思われますので、著作権が認められそうですが、そうなったときにはなったで、あまりに短いがために他に抵触するかどうかの判断がきわめて難しく思われます。皆さんはどう思われるでしょうか。
年賀状
戌年にちなんで、私の個人的な年賀状に Masayuki Sato氏の DOG30-Silhouette(※1) fontを使用させていただきました。
フォントですから当然一匹の犬は一つの文字を表しています。新年挨拶文、読み解いていただけますでしょうか?
(※1) http://www2.wind.ne.jp/maniackers/dog30.html