手延べ素麺とさんすう

 細いのが自慢の手延べ素麺ですが、果たして1kgの小麦粉は何kmの素麺になるか計算してみましょう



極大ざっぱに計算してみます。小麦粉は塩水でこねますが、塩はこの際無視します。また、水分はできた素麺の水分が元々の小麦粉の水分と同程度ですのでこれも無視します。綿実油もつけますが、これも無視します。
私たちの普通の素麺(SシリーズWシリーズ)の太さは約90本線(190mm長さの素麺を10g計った時その本数が90本)ですから、1g当たりの麺の長さは

190mm×90/10g

1kgの小麦粉を用いて製造過程で約6%のロスが出るとして実際に麺になる小麦粉の重さは

1000g×0.94=940g
従って1kgの小麦粉でできる素麺の長さは

1000g×0.94×190mm×90/10g=1607400mm

答えは約1.6kmとなります。

なんとよく延びる事でしょう。これは正に芸術だと思いませんか。