ゆうパック

 ゆうパックが新聞テレビでたたかれています。遅配が26万個、たたかれて当然ですよね。
 ペリカン便の吸収が要因と今になって分かったのですが、なんのアプローチが無かったゆうパックからアプローチがあり、今までからも「返信葉書」が魅力でしたので、依頼に合わせ私共でも一部の発送をゆうパックで行うようになった矢先です。
 ニュースに驚き、昨日日曜日、今まで発送した荷物の配達状況をネットのサービスでしらみつぶしに調べました。
 6月30日中までに発送した荷物は翌日に配達が完了しています。ところが7月1日発送分となると、10件に1~2件、翌日の配達が完了していません。翌々日には配達完了しているのがほとんどですが、ひどいのになると4日の時点で「持ち出し中」とか「○○営業所通過」。
 7月2日発送分となると更に遅配件数は増えています。これはダメだと当日4日出しの分は急遽他社の伝票に差し替えです。やらずもがなの手間です。
 これでは生物には被害が大きいでしょう。また着日指定のものは受け取り主に直接影響を与えます。それ以外の保存の利く私共の商品でも、後回しにされ更に遅配が起こる可能性もあります。
 他の宅配業者への振り替えで荷物が減り、ゆうパックのトップが謝罪会見で述べたようにここ数日で今の事態は収束するでしょうが、根本的な部分を改善しない限りまたぞろ同じ結果を引き起こすでしょう。
 他社にない「返信葉書」は、送り主に「先方に配達を終えましたよぅ」とお伝えする魅力あるサービスです。ぜひ早急な根本解決を希望します。

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ぶりっじばんざい

 問題です。 

  J T 9
A K 4 2
8 7 4 3
9 6
N
W   E
S
A K 8 6 5
6 3
A K Q
Q 5 2

 コントラクトはSの4スペードです。WはハートQをリードしてきました。切り札コントラクトではできるだけ早く切り札狩りをするのが常套ですが、このハンドの場合は如何でしょう。お考えください。

クレーム

 Appleはこの所出す商品出す商品が大ヒットです。iPadに続きiPhone 4も売れ行き好調。ところがネットの記事によると、このiPhone 4、特定の持ち方で本体を握ると受信電波が弱くなるクレームが多発しているとのこと。再現性があるので機体に原因があることは明らかなのですが、Apple側は、「携帯電話では起こりうること」「そのような持ち方はしないように」「取るに足らない事」と強気で、ケースに入れると起こらないことから、Apple storeで販売しているケースを奨めています。
 これに対し反旗を翻すようなユーザーはみられず、iPod shuffleしか持たない私が言うのもなんですが、Appleファンは実におとなしい紳士淑女の方々です。
 
 クレームは我が三輪素麺にもあります。防腐剤などの添加物を一切使用しない自然食品ですから、虫とカビの害からは抜けられません。手段はあるのですが、手延べならではの特性を殺してしまいます。製造過程に因するカビはもちろん我々の責任ですが、流通過程や家庭での保管に起因することもあります。消費途中の米に付いた虫で販売店にクレームを付ける人はまれで、食パンにカビが出てもメーカーに電話をかける人もいないでしょう。手延素麺では連絡が入ります。
 純粋にメーカー責任を別にして他にもクレームはあります。「腰が無い。」「色が黄色い。」「太い。」 湯がきかたや人の主観、手延べならではのバラツキも入りますが、素麺師の技術の至らない点もあります。
 全く無視されればそれでお終い。それに引き替えクレームは技術向上の糧であり、ありがたいものです。「取るに足らないこと」などとは決して言えません。

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深層崩壊が日本を襲う

 梅雨の最中、集中豪雨のニュースが土砂崩れの注意を呼びかけています。この時期に呼応した、日曜日のNHK、「深層崩壊が日本を襲う」ドキュメントは私には新たな知識でした。
 「裏山が崩れ家屋に被害」ニュースの多くは、勾配が35度以上の傾斜で発生し、土砂の量も深さがせいぜい3m程、人が手を加えればなんとか被害を少なくできる範囲ですが、昨年台湾で発生した深層崩壊は、崩れることなど無いだろうと思われていた勾配が25度程度の裏山で、水路にあたる場所だけが危険地帯とマークされていたのですが、広範囲にしかも80mの深さに及ぶ土砂が一気に流れ下り村一つを飲み込んでしまいました。調査に入った日本の専門家に、「まるで素人のように唖然としている」と言わしめる自然の力です。
 調査では、何百年、何千年に渡って土砂の重みで岩盤が歪曲・ひび割れし、そのすき間から大量の水が入り込み土砂が浮かび上がってずり落ちた結果とのこと。国交省は航空写真で土砂の重みでひずんだ地形を探し出して、深層崩壊のハザードマップを作成し、関係自治体に避難誘導のシステム作りを呼びかけ始めたところとの内容でした。
 温泉地の多くがそうであるように、山間の集落、背後には紅葉が楽しめる山々が間近で、前には水音が人を癒してくれる川が流れ実に絵になる風景。そんな情景が一瞬で消えてしまうのを想像するのはやるせないですが、人の命には代えられません。技術者に自然に打ち勝つ技術を求めるのはコクですが、同じ災害を繰り返さない更なる次善努力をお願いしたいです。

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