道路特定財源

 道路特定財源の一般財源化、これはちょっともめそうですね。道路建設の見直し、完成道路債務の一部完済で余る財源を他で有効(?)利用したい賛成派、方や地方にも道路を建設するべき財源をかすめ取るとは何事かと怒る反対派。いずれも議員さんの立場が歴然と分かれる両派です。
 我々国民はといえば、既にある程度道路整備がされている所では、「余ってるなら揮発油税を下げてガソリンを安くしてくれよ。」ですし、道路建設を希望する所では、「見直しで建設ストップの道路を余ったお金で早くつくってよ。」でしょう。これまた立場で意見の分かれるところです。「建設債務を返済し終えたならば無料にする。」という有料道路建設当初のお約束も忘れたわけではありません。
 ユニバーサルサービスと称して、全国の電話回線の維持をNTTから各携帯電話会社へそして我々国民が負担することになるように、国というレベルで見れば、全国津々浦々にインフラを整備してそれを国として管理できるのが理想です。しかしそれもできる範囲内でのことです。
 
 「あなたはどちら派?」と聞かれれば、「ガソリンを下げてほしい」派です。もし財源を使うとあらば、今の借金体質から脱却する施策に使ってほしいものです。国債の利払いや償還に使うお金で道路もできようというものです。

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いんぼうろん

住基ネットで違憲判決をだした裁判官が3日後に「自殺」したそうな。
とかく体制べったりの裁判所で、さまざまなバイアスにも耐えながら判決を決めたことは
再三の判決延期からもうかがい知れます。
退官前の裁判だけに「法律と自らの良心にのみ従って」行なわれたであろう判決だけに、
わずか3日後に死を選ぶことはあまりに不自然ですな。
せっかくの判決も心神耗弱であったとして覆される可能性が高くなりますし。
ま、自殺ということでこのまま捜査は終了することでしょう。

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マインスイーパ

 ウィンドウズマシーンを買うと付いてくるゲーム、マインスイーパ。Windowsの初期のバージョンからですので実に息の長いゲームです。今度発売のVistaにも付いているのでしょうか。
 
 先日例のビデオ投稿サイトを見ていると、マインスイーパの爆弾の位置を見つける方法が紹介されていました。実際試してみると百発百中。しかしこの手のゲームは、考えることをしないでクリヤしてしまうと、何とも味気のないものです。「よし、こんどマインスイーパをやってる人を捕まえて、これを教えてやろう。」 意地悪心が頭をもたげてきます。と、横から、「えっ、そんなこと知らなかったの?」 いやはや、知らぬは私だけだったのでしょうか。
 
 内戦終結から20年を経てなお地雷に悩むカンボジアや、最近ではイスラエルのクラスター爆弾に触れ傷つくレバノンの子供達の為に、このmine(地雷)sweeper(掃除機)のように地雷の位置が簡単に分かる手法があればよいのですが・・。

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Po210

 KGBから代わったFSK(ロシア連邦防諜庁)の局員であったリトビネンコ氏が暗殺された事件、その手段がポロニウム210。会社勤めの頃放射線をかじっていた私としては誠に恥ずかしいのですが、この放射性同位元素については全く知りませんでした。
 ウラン238が4回の崩壊をしてラドン222が生まれ、更に2回崩壊して生まれる元素、最大許容身体負荷量が1兆分の6.8gとWikipedia(※1)にありますので、想像できないくらい強力な比放射能を持つ元素です。出す放射線はα線ですから、紙一枚や空気でも止まりますので外部にある限りさほど驚異ではありませんが、体内に取り込むと放射線障害で生物などひとたまりもなさそうで、事件直後の氏の写真で頭髪がすっかり抜け落ちているのも頷けます。
 放射能を持つ物質は他の物質に比べ、出す放射線を調べることで極めて微量でも特定できる特徴があります。しかも原子炉の設備が無いと大量には得られない物質とあっては、これを暗殺に使うには少し疑問が残ります。十分に見せしめ的な要素を感じます。今噂されているのが真実であれば、ぬるま湯につかっている日本人には身の毛のよだつ驚異です。
 
 余談ですが、タバコの煙にも極微量ながらこのポロニウムが含まれているようです。喫煙のやめられない方、この事件をきっかけに禁煙されてはいかがでしょう。

(※1) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0

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ぶりっじばんざい

 答え(11月25日分)
 

  7 4  
A 7 5
A
K T 8 6 4 3 2
K J 9 3 N A T 8 5 2
Q T 2
W E  
9 8 6 4
7 2 K 4
A Q 9 5 S J 7
  Q 6  
K J 3
Q J T 9 8 6 5 3
 

 スペードAを取り、ダウンのためのもう1トリックをパートナーに期待するところですが、この場合左のハンドでそうすると、切り札ダイヤを全部取られて最後の三枚になるとき、パートナーはクラブとハートでスクイズにまんまとはまってしまいます。
 答えは左のハンドを見れば歴然でしょう。そう、ハートをリードすればSは更に2トリック取られることを防ぐ手段はありません。

医療技術

 中高年の集まりでは、健康、病気が話題の一つです。メンバーの一人が手術退院直後ということもあり、一昨日の組合の会合でもその話題は尽きません。と、別の一人が「実は私もこの二月に肺の一部を切り取りました。」 「ずっと以前に私も切ってます。」 話は連鎖します。
 話の中に伺えるのは医療技術の進歩です。「癌」と聞けばもう死も近いかと思い悩むのは昔のこと、今はいかに早期発見につとめるかがポイント、話題の一人も普通では発見できないのを運良く見つけられ、凶を吉に転じて考えています。麻酔の技術も進歩です。以前の一人は二日後に意識が戻ったと言いますが、今は「はい、手術が終わりましたよ」と声を掛けられた時には意識があると言います。傷口を縫い合わせるのも針と糸はずっと昔の話、跡も以前ほど目立ちません。手術の翌日には歩くように言われるというのには驚きです。その方が治癒力が高まるのだそうです。退院も一人は五日後、もう一人も一週間です。
 話を聞いていて思うのは、医療技術の進歩が一般にはあまり伝えられていないことです。普段医者にかかっていない私などはもちろんのこと、医者通いの方もはたしてそのお医者さんの技術は進んでいるのかどうか、判断さえできません。医療現場からの情報発信をもっとしていただければ、もっとありがたい気がします。

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