ぶりっじばんざい

 答え(5月7日分。)
 

  K 5  
J 8 6 3
7 5 2
A 8 5 2
9 8 4 N Q T 7 6 3 2
T
W E  
9 4
K Q T 9 8 6 4
Q 9 7 6 S J T 3
  A J  
A K Q 7 5 2
A J 3
K 4
 

 その注意とはほんの些細なことです。
 切り札を出しきってWのハンドを狭めるのですが、その途中でクラブK、Aを取り三枚目のクラブをラフしておきます。こうしておかないとEのハンドにクラブが残ってしまい、スクイズは失敗します。Eのクラブをなくせば後は簡単ですよね。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  K 5  
J 8 6 3
7 5 2
A 8 5 2
9 8 4 N Q T 7 6 3 2
T
W E  
9 4
K Q T 9 8 6 4
Q 9 7 6 S J T 3
  A J  
A K Q 7 5 2
A J 3
K 4
 

 コントラクトはSの6ハート、スモールスラムに達しました。WのオープニングリードはダイヤK。Sは次にWがダイヤを続けてくれれば簡単にスモールスラムが達成できますので、このダイヤKに負けます。ところがWは危険を察知して、次のリードを最も無難な切り札ハート10に替えてきました。
 Sのプレイとしてはもはやダイヤとクラブのスクイズしかありません。幸いWのクラブは4枚ですので、スクイズは簡単に成立しそうです。でもちょっとだけ注意が必要です。Sの身になってお考えください。

ぶりっじばんざい

 答え(4月23日分)
 

  A K  
5 2
Q 7
K 6 5 3 2
J 8 4 N Q T 7 6 3
A Q J 8 7 3
W E  
T 6 4
J 8 S Q T 4
  9 5  
K 9
J 8 6 5
A 9 7
 

クラブ2に対してEがQをかぶせてきた場合には、クラブのエスタブリッシュはあきらめてAで取り、更にクラブK、スペードA、Kと取ってハートをリードします。Wにハート二枚を取られてしまいますが、このハンドの場合には、Wにはクラブがもうありませんので、リードはスペードかハートになり、ラフアンドスラフでルーザーのクラブを捨てることができます。

ぶりっじばんざい

 答え(4月16日分)
 

  A K  
5 2
A Q 7 3
K 6 5 3 2
J 8 4 N Q T 7 6 3 2
A Q J 8 7 3
W E  
T 6 4
9 4 T
J 8 S Q T 4
  9 5  
K 9
K J 8 6 5 2
A 9 7
 

ルーザーを一つ消すための方針として、クラブの別れを2-3と期待して、切り札を狩った後クラブをWに取らせます。
 Wのダイヤ4のオープニングリードをKで取り、続いてAで切り札を狩りながらダミーに入ってクラブ2をリードします。Eはセカンドハンドローで4を出すでしょうが、7または9で負けます。WがスペードAを取らなければ、ダミーの長いクラブでハートを捨てることができ、1アップです。
 クラブ2のリードにEがQをかぶせてきたらどうでしょう。このときはうまくいきません。相手のディフェンスを褒めましょう。でもこのハンドの場合にはまだ手があります。次週までお考えください。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  A K
5 2
A Q 7 3
K 6 5 3 2
N
W   E
S
9 5
K 9
K J 8 6 5 2
A 9 7

 同じゲームコントラクトならば3ノートランプが確実でしたが、結果はSの5ダイヤモンドです。ビッドの経過でWはハートをビッドしています。Wは切り札ダイヤモンドの4をリードしてきました。ハートで二枚、クラブで一枚のルーザーがあります。どう対処しますか? プレイプランを立ててください。

ぶりっじばんざい

 答え(4月2日分。)

  K T 4
A 6
Q 7 4
Q J 8 7 5
N
W   E
S
A J 7
8
A K 3
A T 6 4 3 2

 もう一つ、相手のスペードの分れが3-4の場合が考えられます。
 ハートQのオープニングリードをAで取り、ハートをラフ、このあとスペードを3枚取れれば、クラブAを取ります。シングルトンKが落ちなかったとしても、クラブで相手に手を渡せば次に何のリードが来てもスペードのルーザーが消せます。
 確率でみれば、クラブ2枚の分れが1-1で52.0%。スペード3-4の分れは62.2%。フィネスの成功は50%。確率でみればスペードに手を付けるのが良さそうですが、確率どおりにうまくいくとは限らないのがブリッジです。あなたならどれから手をつけるでしょうか。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  K T 4
A 6
Q 7 4
Q J 8 7 5
N
W   E
S
A J 7
8
A K 3
A T 6 4 3 2

 コントラクトはSの6クラブです。WはハートQをリードしてきました。Sの手で見るとスペードに一枚、クラブに一枚のルーザーがあります。さてこのハンドをメイクできるケースを考えると、1.クラブの分かれが1-1の場合、2.クラブのKがEの手にあってダミーからのフィネスが成功する場合、3.スペードのQがWの手にあってSからのフィネスが成功する場合、4.EにスペードQがあってダミーからのフィネスが成功する場合、がすぐ目につきます。
 他にもメイクする手があるでしょうか。お考えください。

ぶりっじばんざい

 答え(3月19日分)
 

  2  
A T
9 8 7 2
A Q J 9 7 3
T 8 N J 9 7 6 4
8 7 5 2
W E  
K 9 6 3
K J 4 T
K T 6 4 S 8 5 2
  A K Q 5 3  
Q J 4
A Q 6 5 3
 

 ウィナーの数はスペード3枚、ハート2枚、ダイヤ1枚、クラブ1枚、計7枚です。3トリック目のダイヤリードは長いダイヤで3枚取るためです。
 ハート2のオープニングリードはフォースベストでしょうから、相手のハートの別れは4-4で、ハートで取られるのは二枚。ですから、ダイヤでもう一枚取られてよいのですが、注意すべきはその取られ方です。
 ハートリードをQで取った後、ダイヤAを取ってその後ダイヤを取らせると、相手は残りのハート一枚を取りスペードをリードしてくるでしょう。そうなるとダイヤでダミーに入りクラブAを取った後、Sの手に戻る手立てがなくなります。クラブAをあきらめるとスペードでルーザーが出てしまいます。
 ですのでハートで手に入るとすぐにダイヤを負けにいきます。そうすればダイヤでダミーに入り、クラブAを取った後再びダイヤで手に戻ることができます。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  2
A T
9 8 7 2
A Q J 9 7 3
N
W   E
S
A K Q 5 3
Q J 4
A Q 6 5 3

 コントラクトはSの3ノートランプです。Wはハート2をリード、ダミーから10をプレイしたところEはKで取り、ハート3を返してきます。ダミーのAで取って、ダイヤ9をプレイ。Eの10にQでフィネスをすると、WにKで取られます。Wは更にハートをリード、これをQで取った後のプレイをお考えください。

ぶりっじばんざい

 答え(3月5日分)
 

  8 4  
A J 9 4
Q 4
Q J T 8 3
Q J T N 9 5
K 6 5
W E  
Q T 7 3 2
A K J 9 3 T 7 5
6 2 S 9 5 4
  A K 7 6 3 2  
8
8 6 2
A K 7
 

 クラブが強いですから、もし相手の内切り札を3枚持っている方がクラブを3枚以上持っていれば、ダミーのクラブでダイヤを捨てることができます。でも危険すぎます。
 もっと明快な手段があります。2トリック目、Wのスペードリードをあえて負けるのです。こうすれば次にWが何をリードしてきても、ルーザーをダイヤ2枚とスペード1枚に収めることができ、コントラクトはメイクできます。